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夏の忘れもの
【OL/お姉さん 官能小説】

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夏の忘れもの-4

「そのままでいいから、アキラ、きて。なるべく、我慢して」

 今度は、生だった。
 マキの形の良い白い尻が、俺の前にあった。今この瞬間、この尻は俺のものだという気がした。彼女の中心は、もう既に開いて、俺を迎え入れようとしている。
 俺はその尻を掴み、左右に尻肉を広げ、自分の硬直を穴にあてがった。
 生の粘膜の感触。マキが早くいれて、と尻をよじった。俺は、そのまま突き入れた。
 ズムムムッ……さっきと、まるで違う。生の感覚。我慢して、と言われている。
 動くと、そのまま流れでてしまいそうな気がした。尻の穴を締めて、俺は我慢する。
 一度、二度、三度、と腰を動かした。それに合わせて、あっ、あっ、いい、とマキの声がした。甲高い、女の声がまた俺を興奮させた。俺はちゃんと、やれているのだろうか。
 ゆっくりマキも動いていた。その動きに合わせて、俺も動いた。

「あっ、あっ! いいよ、アキラ! 硬い、素敵!」

 マキが突かれながら、こちらに少し顔を向けた。マキも俺と同様、気持ちいいのだと思った。少し自信がついて、彼女をもっと追い込んでいきたいと思い直す。
 後ろから胸を掴み、クリをまさぐった。アアッ! アアッ! とマキがその度に啼いた。
 遮二無二、後ろから、突いた。
 
「もう、あたし、いきそう、イクわ、いくいく、アキラ、きてェ、ああ、イクッ!」

 その声色で、俺もたまらなくなった。彼女の内部が、ピクピク動いているような気がする。ああ、ああ、出るっ! 彼女に大きく突き入れて、尻を強く掴みながら俺は、射精した。とろとろになった、女の内部に、そのまま放つ充実感。最高だと、思った。
 マキは、床に突っ伏したまま、しばらく動かなかった。

***

「じゃあ、先輩、俺、そろそろ帰らないと」
「うん、気をつけてな」
「あの、いろいろと、ありがとう、ございました」
「バーカ、昔の借りを、返しただけだよ」
「……マキ先輩、すごく、きれいでした」
「もうバカ、余計なこと、言わなくていいよ」
「本当です。じゃあ、俺」
「アキラ、あのさ、お腹すいた時とかさ、またあたしの料理、食べに来いよ」

 その時の、彼女の、ほんの少し寂しそうな笑顔はどうも忘れられそうにない。
 俺は、ずっと本当の彼女を誤解していたのだと思った。
 ……あれ?俺は借りたDVDを、部屋に置いたまま……まあ、いいか。
 夏。もう早朝と言える時間帯だったが、星がきれいに見えていた。
 俺は、ほんの少しだけ、大人になったような気がした。

−完−


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