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少年達の戯れ(2)
【ショタ 官能小説】

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疑似体験-3

「何でそうなるんだ、なって堪るか!」
「へぇ、ならその自信がホントかどうか、試させろ」
 そう言ってくるや、遼介は祐一の穿くズボンへと素早く手を掛けてくる。
「てっ……何を……!」
 狼狽する祐一は、遼介の行動を慌てて制しようとした。
「何って……」
 しかしそんな祐一の耳元で、遼介は自らの意図を静かに囁く。
 遼介からの言葉に、祐一の表情が一気に強張った。思いも寄らぬ遼介の大胆さに唖然とさせられ、すっかり抵抗すら忘れてしまう。
「遼介……ふざけんなってば……」
「俺は本気で言ってるつもりだけど?それにきっとすげぇ気持ちいいぜ、どういう感じなのか知りたいだろ?」
 軽く笑みを浮かべながら、遼介は言ってきた。
「で、でも……」
 だが遼介は祐一を無視し、そのまま穿いていたズボンのベルトを勝手に外してくる。
 どうやら遼介は本気の様であった。しかし祐一は何も出来ず、そんな遼介をただ黙って見守り続ける。胸の鼓動が苦しいまでに高鳴っていく。遼介のやろうとしている衝撃的な行為に困惑しつつも、どこかで期待し始めている自分が確かにいた。
 やがてファスナーも引き下ろされ、ズボンの締め付けが完全に緩む。すかさず、遼介の手がその中へと差し込まれてきた。
(っ……!)
 下着の中から、呆気なく祐一のペニスが摘み出されてしまう。
「遼介……」
「いいから、そのままジッとしとけって」
「………」
 祐一に向けられた遼介の瞳が妖しく光る。
 そんな遼介を前に、祐一はすっかり圧倒させられてしまう。
 遼介に躊躇う様子はなかった。祐一へと身体を傾けてき、そのまま露出した股間へと顔を埋めてくる。
「んっ……」
 祐一のペニスを、遼介は一気に咥え込んだ。
 ビクッと、祐一の強張った身体が震えた。温かな口腔の感覚に、ペニスが包み込まれる。
 しかしそれだけで遼介は終わらない。口の中で遼介は舌を這わせてき、やがては祐一のへと吸い付きながら濃厚に絡めていく。
「あっ……んぅっ……!」
 くぐもった声を、思わず祐一は洩らした。股間が急速に熱くなり、もどかしい疼きが奥底から掻き立てられる。
(すげぇ……これが、フェラ……)
 自らの手で慰める事しか知らなかった祐一の中で、比較にならない性感が駆け廻る。それまで力なく萎えていた少年のペニスは、やがて遼介に咥えられたまま露骨な欲望を剥き出しにさせていく。
 遼介は顔を上げ、茫然となる祐一へ視線を向けてきた。
「祐一の、あっという間にビンビンになったじゃん」
「それは……その……」
 遼介の目の前で、祐一の幼い器官はその姿を一変させていた。張り詰めんばかりに怒張した幹が、股間から勢いよく直立する。
 すると遼介は、そんな祐一のペニスを今度は直接右手で掴んできた。
「あぁっ……」
 唾液で淫靡に潤ったその硬い幹が、遼介によって何度も擦られていく。
「その気になってきた?」
「………」
「これで、お互い様だな」
「う、うっせぇ……」
 勝ち誇った様な遼介に対し、気まずさで顔を真っ赤にさせた祐一はそう言い返すのがやっとであった。
 その時、遼介は自らが穿いていたズボンと下着を素早く脱ぎ下ろしてくる。
 露わにされた遼介の下半身。自然、祐一の瞳はその一点へ釘付けとなってしまう。
「遼介……」
 欲望を漲らせた親友の幹が、力強く何度も脈打つ。
「それじゃあ、改めてゆっくりと楽しもうぜ」
 互いにあられもない姿を曝け出し合う中、遼介は祐一へと静かに言ってきた。
 そんな遼介へ、考えるよりも先に祐一は頷いてしまう。抑え難い衝動の昂ぶりが、いつしか少年の心を突き動かしていく。
 二人の『遊び』はまだ始まったばかりであった。


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