生徒のオナニー-7
冴香は部活が終わると山中を教官室に呼ぶ。
「どうしたの?最近プレーに精彩がないわよ?」
「す、すみません…(先生のせいだよ!)」
しかし冴香に興奮してプレーどころではありません、とは言えるわけもなかった。
「他の3年生が引退して寂しいのはわかるけど、山中君には全国大会があるんでしょ?うちの中学のテニス部で初めての全国大会出場なのよ?敗退して引退した他の3年生の分まで頑張らないと。」
「はい…。」
基本的に3年はもう引退の時期だ。しかし最後の大会で全国大会出場を決めた山中だけが部に残っていた。
「何か悩みでもあるの?先生ができる事なら何でもするわ?」
「は、はい…(先生、やらせて、だなんて言えないよ…。)」
悩みは一つだ。
「私も凄く期待してるよ?だからどんなサポートでもするから言ってね?」
「はい…」
そう言いながら視線はやはり冴香の体をあちこち見てしまう。
「あれ?タオル忘れてきちゃったみたい。私取ってくるから、もういいわよ?悩みあるならちゃんと言ってね?」
冴香は教官室を出て行った。
1人残された山中。
「こんな悩み、言えないよ…。」
溜め息をつく。ふと床を見るとタオルが落ちていた。
「ここにあんじゃんよ!」
山中は冴香に教えようと向かおうとしたが、すぐに足を止めた。
「ここに落ちてる事、先生知らないんだよな…。」
山中は震える手でそれを拾い上げ鞄に押し込んだ。