mikuday.3-1
昊と過ごす時間は楽しかった。
楽しければ楽しいほど、時間がたつのが早く感じた。
そろそろイベントも終盤に近付き、楽しいこの時間が終わると寂しさを感じていたとき、
「葉月ちゃん、もしイベントの終わり、時間があったら、一緒に飲まない?実は行きつけのコスプレマニアが集まるバーが近くにあって、せっかくコスプレしてるんだから行こうと思ってたんだ」
正直、葉月は真っ直ぐ帰りたくないと願っていた。
タイプで同じ趣味をもつ昊ともっと仲良くなりたい。
「はい、行きたいです!」
葉月は笑顔で即答した。