雅江への異常なる執着-6
「ここからは深いぞ?きっとどん引きするかもしれないけどね。」
健太郎は収納箱の引き出しを開けた。
「わっ…!な、何これ…。」
七恵は驚いた。その中には夥しい数の、一枚一枚ビニール袋に入れられたパンティがあった。
「これはみんな雅江から毎回取り上げたパンティさ。」
「えっ…?」
確実に3桁はある。
「1枚取り上げたら、1枚買ってやったから、履くパンティには困らなかったはずだよ?」
「そ、そうなんだ…。」
使用済みのパンティをこれだけ集める健太郎にも驚いたが、汚れたパンティをこれだけ差し出した雅江にも驚いた。
「お姉ちゃん、嫌がらなかったの?」
「恥ずかしがったけど、雅江は俺の言う事、何でも聞いてくれたからね。」
「そ、そうなんだ…。」
姉の意外な一面を見た気がした。
「おれは雅江のいやらしい匂いを嗅ぎながら、常に想っていたんだよ。これを見ながらね。」
今度はパソコンをいじる。すると雅江の痴態を収めた画像がたくさんでてきた。
「お、お姉ちゃんがこんな事を…?」
七恵が目にした物は、自分の知る姉とは真逆の姿だった。言葉を失うほどの過激な姿に、七恵はただただ驚いた。
「雅江は俺の前だけでこういう女になれるんだよ?」
そう言って今度は動画を流す。
「!?」
過激すぎる姉の姿にさらに驚く。しかし言えるのは、雅江は嫌がっているようには見えないという事だった。大好きな人の為に頑張っている…そういう姿に思えた。
矢継ぎ早に動画を次々に見せられ、その全てを見終わった。
「どう?」
「衝撃的だけど…、でもお姉ちゃんが本当に川田くんの事を愛してたのが良く分かった。」
まだ胸がドキドキしていた。