第1章-4
そこで、私は直ぐに会うことはせず、メールで彼女達の真意を確かめた。
それにはまず写真を送らせた。
服を着た写真と裸の写真である。
更に身長、体重も列記させた。
これで或る程度の相手の容姿が分かる。
しかし、私は始めからはっきりと分かる自分の写真は送らなかった
女を調教している後ろからの写真だけである。
何故なら、
M女はこれから調教を受ける男性を期待で想像し、妄想を逞しくする為である。
これで不服があるのなら、それで不採用になる。
1:今までのSMの経験の有無
2:今、付き合っている相手がいるか
3:どういう調教を受けてみたいか
4:SMに惹かれる理由
5:もし採用され、私の調教を受ける場合の期間
6:その他の希望、願望、どうされたいか・・等
こういう内容の回答を彼女達から求め
その返事により選考を行うのである。
私の選考に叶った女は、ホテルで試験の為の調教をする。
そして、私の眼鏡に叶った女だけを私の別荘に連れてくる。
複数の女達が応募しても、ここまで行くのには、数名になる。
その女達は、今のところはM女としては見所があった。
私としては経験が有ろうと無かろうと問題はない。
その女が本当に調教されたい女か、見極めることが肝心だからである。
採用が決定した女は私の指定した順番を家で待つのだ。
私が本物のS男だと分かっている女は、ちゃんと待っている。
複数の女を合格としたが、同時には行わない。
自分がその時になったとき、最高の調教をして貰える。
そう確信しているからである。
それ程に私の信頼は熱い。
何故なら私のSM用のホームページがあり、
私の愛奴となる予定の女にはそれを教えているからである。
そこには多くの女を縛り、
叩き、吊し等数々の調教の告白と写真が写っているからである。
勿論、顔や局所は薄いモザイクが掛かっているが
それでも雰囲気は分かるだろう。
その内の或る女を紹介しよう。
女の名前は恭子と言って三十二歳だった。
独身であり、ある中堅の会社の管理職をしており、男の部下もいるという。
それだけの女だけに、てきぱきとして、なるほど・・・と思う女だった。
容姿は申し分なく、体つきも良い。
ほどよい肉付きであり、ピチピチとしている、いわゆる良い女だった。
私はホテルでまず面談をした。