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hangover
【OL/お姉さん 官能小説】

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コロとカノジョの1日目-8

「…西島?」

どのくらいそうしていたのかわからない。気がついたら足元にいたはずの西島が真横に横たわっていた。

「あ、気がついた。もしかしてイッたの初めてですか?」

「…うん…今までエッチしてもあんまり気持ちいいとか思ったことなかった…」

あぁ。何正直に白状してるんだろう、私。西島は優しく頭を撫でてくれる。

「でも今のは気持ちよかった?」

素直に頷くとまた満面の笑み。

「じゃぁもっと気持ちよくしてあげます」

「え?」

ガバっと私に覆いかぶさると、西島は準備万端のソレをまだ濡れたままの私のソコに押し当てる。

「ちょ、ちょっと待って…」

「もう待てませんよ。ちゃんとゴムも装着済みですから安心してください」

どんだけヤル気満々よ?でも朝?もしかして昨日の夜から?ずっとおあずけ状態だったんだもんね。仕方ないのかな。

ソレを握って、その先端を私の入り口にこすりつける。それだけではしたない声が出てしまう。

「まだ入ってないのに気持ちいいですか?」

「…気持ちいい…」

「あ、その表情反則」

ぐわっと広がる感覚。恐れていた痛みはなかったけれどものすごい異物感とともに西島が侵入してくる。たぶん遠慮してくれているんだとは思うんだけれど。

「美祈、キツすぎ…力、抜いて…」

苦笑いしながら覆いかぶさってくる。

「そんなこと言われたって…」

「あぁ、もうカワイすぎっ」

「ひゃぁっ」

全部入ったんだと思う。西島が小さく息を吐いてキスをしてくれた。たぶん、私の緊張をほぐすために。悔しいけれどこういう経験値は西島のほうが圧倒的に豊富みたい。私の経験値が低すぎるのかもしれないけれど、むしろ助かったかも。私が落ち着いたことを感じたのかやわやわと胸を弄び始める。

「やっと美祈とひとつになれた」

「…お待たせ」

「…ずっとこうしたかった」

繋がったままで抱きしめられる。私も西島の背中に手を回すと穏やかに微笑んでまたキスをする。今日だけで何度唇を重ねただろう。

「1日でこんなにキスしたの、初めてかも」

「えっ?もったいない」

「もったいない?」

「そうですよ。美祈の唇、こんなに気持ちいいのに。元カレと別れてオレにして正解でしたよ。もっと早くそうすればよかったのに」

「…バカ」

でも確かに。今までこんなに気持ちいいものだなんて知らなかったから。もったいないことしてたのかも。

「オレが今までの分、取り戻してあげますから。覚悟してくださいね」

「翌日の業務に支障が出ない範囲でお願いします」

「じゃぁ激しいエッチは休前日にみっちりと今度はラブホで…」

軽く背中をはたく。まったくもう、お調子者め。

「その前に今日はゆっくりとオレを味わってくださいね」

耳元でそう囁いて真っ赤になった私を見ると満足そうに笑ってゆっくりと腰を動かし始める。時々愛おしそうに名前を呼んで。頭や背中を撫でて。

「美祈の中、気持ちよすぎ…痛くないですか?」

「うん。痛くない。…気持ちいい…悠貴(ユウキ)…」

「あ、やっと名前で呼んでくれた」

「なんかヘンな感じ」

「すぐ慣れますよ。いっぱい名前呼んでください」

「悠貴」

「何ですか?」

「呼んでって言ったから」

苦笑する西島。やっぱり西島のほうがしっくりくるけれど。

「ねぇ、悠貴。激しくしてもいいよ?たぶんもう大丈夫」

「痛かったら言ってくださいねって止められなくなっちゃうかもしれないけど」

「うん」

おでこにそっとキスをすると、ふいに真顔になって腰の動きを加速させていく。快楽に振り落とされないように必死でその動きを受け止める。こらえようとしてもこらえきれずに漏れる声。肌がぶつかる音。私の粘液がたてる卑猥な音。

「あ…また…イク、かも…」

「いいですよ、イッてください」

「…ダメ、耳元で囁いたら…」

「ダメはなしですよ、ほら。遠慮しないでイッて。美祈のイクところ見せて」

そう言うとさらに激しく打ち付けてくる。それどころか足をより開かせてさらに深いところまで攻め入ってくる。もう何がなんだかわからないくらい喘ぎ続けて頭の中が真っ白になる。

「んあぁっ」

「うわっ。締めすぎっ」

遠くで西島のそんな声が聞こえて、私の中でソレがビクンビクンと動いたような気がした。ドサっと覆いかぶさってくる。しばらくそのまま重なっていた。お互いの激しい息づかいが少しずつ収まっていくと西島が私の身体から離れていく。

「もう少しこのまま…」

なんだか離れたくなくて慌てて呼び止める。

「オレもずっとこうしてたいんですけど、このままにしといてモレちゃうと大変だから、先に始末しますね」

あぁそうか。そういうモノなのね。西島が出て行くとぽっかりソコが空いたような気がする。ごそごそとティッシュで何かしている様子をぼんやり眺めていると西島と目が合ってヤツが恥ずかしそうに笑う。

「そんなに見られたら恥ずかしいですよ」

「ごめん…」

「満足していただけましたか?」

戻ってきて隣に横たわり、私を抱き寄せた西島に聞かれる。

「うん…西島は?」

「あ、呼び方戻っちゃいましたね。サイコーに気持ちよかったです。なんならもう1回しますか?」

「どんだけ元気よ?今日はもう勘弁してください。その代わりもう少しこうしてて?」

「もちろんです」

西島の胸に顔を埋めたら、あくびが出てしまった。

「眠ってもこのまま抱っこしてますから。おやすみなさい」

そう笑うと頭を撫でてくれる。私はそのまま夢の中へと落ちていった。


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