オナニー調教-8
雅江の名前が出たのは衝撃的だった。
「雅江って…広野さんだよね…?」
「ああ、広野雅江だよ?」
当然だと言わんばかりの顔をしている。
「私てっきり広野さんが辞めた時点でポイしたもんだと…。」
「ポイ?俺が雅江を?フフフ、俺がそんな事するわけないじゃないか。俺は雅江を愛してるんだ。あいつは俺にとって運命の女なんだよ。雅江も俺が運命の男。俺たちは結ばれる運命なんだ。間違いなく、な?」
「…」
翔子は言葉が出ない。
「出会った時、雅江には旦那がいたってだけの話だ。俺たちは運命の糸で結ばれてるんだから、当然結ばれるのさ。雅江が離婚すればいいだけの話だ。そう難しくはない。雅江は俺と一緒になる為に離婚する。そういう運命なんだ。」
話を聞いているだけで何か健太郎が怖く感じてきた。
「何で今、俺が雅江から離れているか分かるか?」
「な、何で…?」
「出産してまだ落ち着かないだろうし、体がセックス出来る状態じゃないだろ?だからセックス出来る体になったらまた抱くつもりさ。雅江も今、俺とセックスしたくてしょうがないはずだ。雅江の体にセックスを教え込んだのは俺だからね。俺が教え込んだセックスだ。俺以外の男とのセックスに満足出来る訳がない。あんなにたっぷり教え込んでやったんだ。絶対忘れられないはずさ。フフフ」
「そ、そうなんだ…。」
ますます怖くなる。
「それにな、子供にとって、本当のパパと暮らす方が幸せなんだよ。母親にとっても子供にとっても俺を必要としてるんだよ。」
「えっ?えっ?ど、どういう意味…?」
頭が混乱する。