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なんてこと無いはずだった旅
【ファンタジー その他小説】

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無料より高いものが無いらしい,最高に安いってのは値段があることらしい-1

朝日…? なのかな,カーテンの隙間から差し込んでくる光が目に刺さる

さて,今覚えていることを,まとめよう,美味い肉を食った、酒を飲んだ
しかもタダで一杯目はタダだったんだ,んでぇ…えぇぇと,酒屋で酔っ払いのおっさんどもから酒がなぜかまわってきて,たしか…

えぇぇと
7杯くらいまではジョッキでもらったような,
んで・・たしか,つまみにサラミがあって,そうそうサラミだったな
ここまで良し,んで えぇぇと
いや,ベーコンだったかも知れないんだが,何をツマミに酒を飲んだかが重要な気がしないんだよな,なんか重要な所がすっと抜け落ちてる気がして

にしても酒強かったなぁ,あの「たらこ唇」 何杯飲んだんだ…ん?

「たらこ唇」?

待て待て,そこが重要な気がしてきた



ハッ と目を覚ますと
柔らかい物が今度は真正面から当たってくる,しかもなんか狭いし押し付けられてるし
誰? 誰なのこの人,なんかすっごいギュってしてくるのは

待てよ,そういえば昨日,泊まっていけ言ったのは
あっ

そのまま顔を見ようと見上げると,「たらこ唇」だ

「おいっ」

物凄い気持ちよさそうな顔で寝ている「たらこ唇」が,物凄い勢いで押し付けながら,俺のこと押さえ込んできてギュっとしてきやがる…してくださってる?

「んんっ…んっ」

なんとも眠そうな声出しながら,呻いて寝ている,シーツかぶりながら,なんとも気持ちよさげだな,おい…この野郎、俺だって男なんだぜ,って思いながら,さぁ襲い掛かってやろうかなんて考えるけど

どうすりゃいいの…?

この腕の中から脱出しようにも,力の入り方がすっごいから抜けられないし,手足をばたつかせて,なんとか脱出しようにも

「うっうううううっ!」

力をいれても,いれても,出てくるのはこの腕を抜けるための力では無く
うめき声しか出てこなくて

えっ? てかなんで俺、裸なの?

まっ待て、いかん、もっと真剣に思い出せ,昨日俺は何をした
酒飲んだ、はい、飲みました
肉食った、はい、食いました
服脱いだ、はい、いや、脱いでねぇよ

まさか…俺 やっちゃった!?

やっ,やばい
記憶にもないままやってたとか
てか無意識なのか 記憶も無いうちに異種族間で、やらかした!?
あぁぁぁっ なんなのよっ,こんな時にマジでしっかりしろよ俺










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