誰が私を犯したの?-4
そして対面には京香がいた。
「何で男の人っていい女見るとすぐデレデレするんですかね。」
冷めた口調の京香。
「あ?お前もデレデレされたいのか?」
「わ、私は別に?だってそんなエッチな目で見られたくないもん!」
「だ、誰がエッチな目してんだよ!」
「エッチな目してるじゃないですか!胸元チラチラ見て!」
「!?」
確かにシャツの隙間からチラチラ見える黒のブラジャーが気になっていた。
「フフフ、男の人はそういうもんよ?それに私はずっと子育てしてたし、恋愛とかそんなのを楽しんでる余裕なかったから、逆にそういう目で見られると嬉しかったりするのよ〜。ほら、自分もまだまだ女として通用するんだなぁって実感できて。」
「そ、そうなんですか?私はエッチな目で見られるなんて絶対嫌です!」
「お前、可愛げも色気もねーから安心しろよ!アハハ!」
「ムカつく!」
不機嫌になる京香。
「もうエッチなんて10年くらいしてないし、女っていうより母親としていつも見られてるから、自分もまだまだ女として見てくれるのは嬉しいのよ。若い子には分からないと思うし、羨ましいけどね。」
「10年もエッチしてないんですか?」
「うん。子育てって結構体力いるから。そんな事考えてる余裕ないの。でも最近子供に手がかからなくなったから、私でもいいって言う人がいたら、もしかしたら…アハハ!」
爆弾発言だ。
「マジかよ!お、俺、ヤリてぇ!!」
「どうしようかなぁ…ウフフ。」
意味あり気に笑う。
「ダメですよ、そんな事言っちゃ…」
慌てる京香。
「嘘よ、嘘〜。私、そんな節操ない訳じゃないから。アハハ!」
「ちっ、残念。」
しかしいやらしい話がオッケーなのは収穫だった。これから楽しくなりそうな気がした。