カウントダウン-7
「いやっあっあぁっ……エンさっ……あああぁぁっ!!」
エンの赤い髪をわしづかんだキャラは、高い声をあげて躰を反らした。
「あ……はぁ……はぁ……ん……」
「ありゃりゃ……イっちゃったぁ?」
クスクス笑うエンは手を伸ばしてキャラの髪をかきあげ、目尻に溜まる涙を唇で拭う。
うっすらと目を開けたキャラは余韻にひたりながらエンに目を向けた。
「ね、挿れてい?」
小首を傾げて腰を擦り付けたエンに、答える代わりにキスをする。
キャラの脚の間に躰を滑り込ませたエンは、左の太ももを抱えてゆっくりと挿入していった。
「はっあぁんぅっ……」
「……ふ……ぅ……」
2人の口から小さく声が漏れる。
「は……エンさんの……熱っ……」
体内に侵入したエンは人とは思えない程に熱い。
火と相性が良いからなのか分からないが、これが中で動き回ったらどうなってしまうのか怖くなる。
「興奮すると体温が上がるみたいなんだよねぇ〜…キャラの中も気持ち良いぃ〜」
馴染ませるように緩やかに腰を動かしながら、エンは深く息を吐いた。
「あっうぅ……あっん」
異常に熱いモノが中に入っているのは、芯から暖められているようで気持ち良い。
「ぁ……ちょっ……キャラ……あんま、締めないで〜……」
ギチギチに締め上げてくる肉壁にエンは顔を歪めて文句を言った。
「だ……だって……あっ……んくぅ」
「あぅぅ〜…ゴメン〜…もちそうにない〜」
根をあげたエンは徐々にに腰を引いて勢いよく突き上げる。
「んあっ!あっあぁ……あっあっあっんぅっ」
最奥にゴツゴツと熱いモノが当たり、中を擦られて目の前に火花が散った。
「っ……やっば……出そっ……」
一際激しく腰を打ち付けたエンは、ズルリと肉棒を引き抜きキャラのお腹の上に白い液体を吐き出す。
「くぅ……っはぁ……ゴメ〜ン……」
本番でイかせられなかった、とエンは項垂れた。
「はっ……はぁ……いえ……気持ち……良かったで……す」
キャラは大きく深呼吸して躰の力を抜き、気だるそうに答える。
キャラの躰を拭いて後始末をしたエンは、布団を持ち上げて自分とキャラを包んだ。