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睦子
【その他 官能小説】

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第四章 もてあそぶ-1

第四章 もてあそぶ

再び車を走らせる。行き着く先は、二人だけの空間だった。睦子が時折、嗚咽を漏らす。色んな思いが巡り精神的に不安定になっているのだろう。

聡明な睦子は全てを分かっているはずだ。一度火のついた性欲を男が抑えきれないことも、全てを分かっていながらも逆らえない女の性も、そして、それがどのような結果をもたらし、何を失い、何を奪うのか。心の中でブレーキを掛け続け、逃れる術を考えているのだろう。しかし、睦子には他に行く場所がないのだ。全てを分かっていながらも、俺に全てを委ねることになるその場所へと向かうしかないのだ。

股間で男根がびくびくと震え続けている、快感だった。睦子をもてあそぶ快感は、舞とのセックスとは比べものにならない快感を俺にもたらしていた。

マンションの駐車場に車を止め、二人の暮らす部屋へと向かう。俺は、あえて睦子の手をしっかりと握って歩き出した。睦子が俺に引き摺られるようにしてついてくる。
エレベーターで抱き締めると、睦子は俺の胸に縋るようにして、すすり泣いた。

ドアの前で、睦子が躊躇いをみせる。俺は、睦子を抱き締めてキスをした。そして、優しく語り掛けた。

「今日は、もう何もしない。大丈夫だよ・・・・」

俺は、睦子を解放した。睦子に情けをかけた訳でない。睦子をもてあそぶという快感をもっともっと味わいたかった。

睦子は、シャワーを浴びて、早々に寝室へと引き上げた。シャワーを浴び、部屋に戻るとライトがブルーに輝いていた。睦子が覗いている。

俺は、羽織っていたガウンを脱ぎ、ラブソファーへと体を預けた。睦子の視線を感じる。男根が急激に硬さを増して立ち上がる。睦子への思いを解放する。充血が増し亀頭が更に広がっていく。睾丸が生き物のようにびゅくびゅくと震え始める。
俺は、たまらず男根を握り締めた。そして、睦子の名を呼び激しく男根を擦りあげた。

「睦子・・・
どうして、こんなに俺の心を震わせるんだ・・・
妻のある俺を、どうしてこんなに惑わせるんだ・・・
妻の母親でありながら、どうしてこんなに狂わせるんだ・・・
あああ、睦子・・・どんな女性よりも、お前が愛おしい・・・
睦子・・・俺はもう、お前の虜だ・・・
お前が欲しい・・・」

射精感が突き上げる。俺は、更に足を開いて震える男根を見せつける。

「ん、んああ!」

その時だった。壁の向こうから確かに睦子の声が聞えた。不安から解放された睦子が、女に戻り、性欲に溺れるままに、俺のセンズリを見つめて自らの体を弄っているのだ。
それは、体の繋がらないセックスだった。激しい興奮に包まれる。同時に凄まじい勢いで精液が突き上げる。

びゅるるるるるるるる。びゅるるるるるるるるるる。

大量の精液が、恐ろしいほどの勢いで飛び出していく。それは、まるで白い柱のように、高さ30センチ以上も吹き上げている、

「うおおおおおおおお!むつこぉ!!!!」

それは、舞とのセックスではもちろん、どんな女性とのセックスでも経験したことのない、あまりにも激しい射精だった。

その夜、俺は睦子の名を呼び、何度も何度も精液を吹き上げ続けた。そして、その間、ブルーのライトが妖しく輝き続けていた。




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