車の中で-1
冬のある晴れた日。
平日休みが取れた隆は、美雪にメールを入れてみた。
「今日は、お出かけが立て込んでるんだけど、お昼前ならなんとかなるかなぁ」
ということなので、指定された駅前のパーキングビルに車を向けた。
平日だけに、ほとんど車のいない屋上に車を止め、ラジオを聞きながら彼女を待つ。
しばらくして、美雪がやってきた。
上品そうな淡いピンクのスーツ姿をコートに包んでいる。
「髪、切ったんだ。どうかな」
第一声が、これだった。
「いいじゃん、いつもより、さらに若く見えるよ」
30代前半のはずだが、まだ20代でも通るんじゃないかと、隆は思った。
2人で後席に乗り込む。
「ごめんね、せっかくお休みになったのに慌ただしくて…」
コートを脱ぎながら、美雪が言った。
「いいけどさ、今日は何があるの?」
「娘の授業参観」
「あら…。それで、その恰好なのね」
「うん。派手すぎず、地味すぎず…ね」
「なるほど」
「そうそう…」
美雪は、携帯を操作して、写真を隆に見せる。
晴れ着を着て、微笑んでる少女の姿があった。
「先月、七五三だったの」
一緒に写っている美雪は、母親の表情をしているけど、彼女も、紫色の着物がよく似合っていた。
(でも、ここにいるのは「女」の美雪だよな)
急に彼女が色っぽく見えて、肩を抱き唇を重ねた。
「ん…」
舌を挿し入れると、美雪の舌が応える。
舌を絡ませ、吸いあう激しいキス。
「時間ないよ…」
「わかってる」
再び重なる唇。
隆は、キスをしながら、美雪の胸元に手を入れ、ブラウスの上からその胸を揉んだ。
頂きに指を置き、全体を強く揉みしだく。
M気の強い彼女は、その方が喜ぶ。
隆は、丁寧に美雪の胸元のボタンをはずして、手を差し込んだ。
ブラの内側に指先を入れ、乳首ごと揉む。
「あぁ…」
「やっぱり、エッチだな、美雪は…」
首筋を舐めながら隆が囁く。
「あん…。貴方が、こんなにしたのよ」
手を胸から彼女の股間に移す。。
スカートの中に手を入れ、ストッキングの上から、割れ目を擦り、クリトリスを押し揉む。
「あぁ…だめ…感じちゃう」
指を強く押しつけ、割れ目に沈める。
美雪が、激しく乱れる。
手を離した隆は、ズボンとパンツを下した。
すでに固くなっているペニスを、美雪が深く咥えこみ、ゆっくり上下に動き始める。
舌先が、裏の合わせ目をつつく。
唾液で濡れてきたところで、竿を握った手も動き出す。
「ああ…気持ちいいよ」
「これから娘の学校に行くのに、いいのかな、こんなエッチなことしてて…」
「やだ、言わないで…。だって、欲しいんだもん…」
そう言いながら、隆のペニスをしごく。
「じゃぁ、しよう」
隆が言うと、美雪はスカートをまくりあげ、ストッキングを脱いだ。
そして、腰掛けている隆に跨った。
ショーツの股の部分を脇に寄せ、その手でペニスを導いていく。
隆が、ぬるっという感触を感じた時には、彼のペニスは、彼女の一番奥まで飲み込まれていた。
美雪は、体を後ろに倒し、前席に寄りかかりながら、腰を使い始めた。
「あたってる…変なとこあたってる。気持ちいい…」
隆のすぐ目の前に、両足を大きく広げた彼女の姿があった。
隆は、美雪のブラウスのボタンを全てはずし、ブラのカップから乳房を出し、固くなっている乳首をつまんだ。
顔を寄せ、舐め、吸い、噛む。
強くいじればいじるほど、腰も激しく動く。
ブラに強く寄せられた胸は、もともと巨乳の度合いをさらに大きく見せる。
美雪は、隆にしがみついて、激しく唇を吸う。
「あたりすぎちゃう…」
隆の上から離れた美雪は、シートに横になった。
隆は、そのままおおいかぶさって、上から挿入する。
美雪の脚を持って、腰を使う。
「この後、懇談会だろ?どんな顔して行くのよ」
「だいじょうぶだもん…こんな顔して行くもん…」
彼女も下から腰をゆすりたてる。
「したかったの、貴方とこうやってしたかったの…」
「俺もだよ」
すでに、車の窓は、二人の激しい息と熱気で全面が曇っている。
外は人も通らないし、覗かれる心配もない。
隆は、彼女の性器にぶつけるように、激しく腰を使う。
「あ、あ、いっちゃう…」
「いいよ、いっても…」
「だめ、もう…いく…あぁ、おぉぉ」
狭い車の中、美雪があげる声が響いた。
美雪が上り詰めたのを見て、隆はペニスを引き抜く。
「口でしてあげる」
彼女が身体を起こして言う。
腰を下ろした隆のペニスを咥え、激しく吸いたてる。
彼女の頭を押さえ、自分が気持ちいいように前後に動かす。
「ああ、気持ちいい…もう、いくよ…」
「んん…」
隆の精液が、美雪の口の中に大量に放出された…
音を立てて飲み下す彼女。
「おいしかった…」
隆の顔を見上げて、美雪は微笑んだ。
「またね。今度は、ゆっくり楽しもうね」
身支度をして、化粧を直した美雪は、隆の頬にキスをして、娘の待つ学校に足取りも軽く出かけていった。
それを見送った隆は、煙草に火をつけ、一つ大きなため息をついた。