惨劇-1
一方別荘には狩りの第２陣として出発した７人が戻ってきた。
車が壊れた彼らは徒歩で戻ってきたが、彼らの様子は明らかにおかしかった。
足取りは重く血色は悪く青白い顔をしていて全員どこかしら出血した跡がある。
ずるずるとした重い足取りで最上階に向かっていく。
最上階のラウンジで繰り広がれる狂宴は既に３順目にはいっていた。
リサは、ポールにつながれ後背立位で犯され、今日子は大男に３度目の挿入をされていた。
綺堂３兄妹の隆は、その様子を見ながら瞳とセックスしてる。
麗子もその様子を見ながら祥子を弄んでいる。
「あああん、はあう……ん……あああああ」
大男に騎乗位で責められていた今日子は男の上に倒れこんだ。
「はあ、はあ、はあ、……あなた、名前は？」
今日子は倒れ込んだまま男の耳もとで囁く。
「あん？ 武田大地だけど」
「大地さん、もし私達３人を助けてくれれたら私、貴方だけのものになってもいいよ」
小声で囁き男の耳をなめる。
「３人？」
「私とリサと由美ちゃんよ」と突然、腕をつかまれ無理やり起こされる。
「休んでる暇はないぞ、次は俺だ」
別な男にソファーに押し倒された。
さっきまで瞳とセックスしていた孝が急に立ち上がった。
「単調になって来た、つまらん。自室にいる。由美が捕まってきたら知らせてくれ」
孝が部屋を出ようとすると瞳が裸のまま服を両手に抱えてついて行こうとする。
「お兄様、私も行きます」
「一人で休ませてくれ」
孝は瞳の前で部屋の扉を閉めてしまう。瞳は扉の前から回れ右して戻って来ると四つん這いになって麗子のおまんこを嘗めていた祥子の尻を蹴る。
「ぎゃーっ」
「お姉さま、祥子を、貸してくださる？」
「なにするの？」
「お姉様の変わりにお仕置きしてあげます」
「殺さない程度ね」
「分かってます。死ななきゃいいんですね」
「まあー、間違っちゃったら、しょうがないけどね」
「はい」
突然、ドンとドアに何かがあたる音がした。
その後、ドン、ドン、ドンと断続的に音が、響く。
「なんだ？ なにが、あったてるんだ」
男の一人が、ドアを開ける。開かれたドアの前には見知った男が立っていた。
しかし、その男の顔色は、土色に変わっていて肩から血がにじんでいる。
「なんだお前か随分、遅かったな。由美は見つかったのか？ って…なんだ？顔色が変だぞ。肩に怪我したのか？」
「うがー」
「おわー？？」
突然、その男が、話してる男に襲いかかり、噛み付いてきた。さらに６人の男達が不気味な奇声を上げて侵入してきた。