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フォックスハンティング
【その他 官能小説】

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惨劇-2

「きゃーーーーーー」 
「うおー」
その場にいた7人の女達のうち6人が悲鳴を上げていた。
男達は、その場に8人いたがそのうち5人はだらしない悲鳴を上げていた。
怪物化した7人の男達はまたたくまにその5人を噛み殺していた。
残りの3人はどうにか7人を相手に防戦していた。そのうちの1人は武田で空手で対抗していた。もう一人の男は木刀を持ち接近してくる怪物たちをなぎ払っていた。
あとの一人は、やはり空手で戦っていた。しかし怪物達は、打ち払っても何度も立ち上がってくる。 「この化物ども、きりがない」 
「痛みを感じてない?」
腕に覚えがある3人もさすがに当惑していた。 
「頭を狙ってつぶしてください」
女の中で、唯一、悲鳴を上げなかった昭子が叫んだ。 
「なるほど」
武田は、頭に正拳を打ち込んだ。 
「OK」
木刀使いと空手使いもそれぞれ一人づつ倒し形勢は、逆転したかと思われた。 
「これで3対4か。おわっー」
木刀使いは残りの4人に注意を払っていたが、警戒してない相手に背後から襲われた。
最初に噛み殺された5人の1人が怪物化して噛み付いて来た。
3対4のはずが、2対9になった。それでも2人の空手家は、次々と怪物をたおして行ったが、その最中、空手家も怪物に噛まれ倒れ、とうとう武田一人となったが、正拳、肘,蹴りと、次々と技を正確に頭に打ち込んで9人の怪物を、打ち倒した。 
「はぁ、はぁ、どうにかかたづいたぜ」
武田は、肩で息しながらもすべての敵を叩き潰してた。
女達はソファーの陰に隠れて脅えていた。
今日子とリサは裸のまま抱き合っていた。 
「いったい何が起こってるの、リサ」 
「わからないわ、今日子」
瞳は麗子の背中にしがみついて震えていた。
智子と祥子は、下着姿のまま、脅えながらも麗子や、瞳の左右をガードするように立っていた。唯一、昭子は、麗子と、瞳を背後にかばいつつ、モップを木刀代わりに構えていたが、昭子は、モップを構えながら、先ほど怪物に倒された、木刀使いに近づくとモップを頭に振り落とした。ゴンと鈍い音が、響いて頭から血が流れ出る。さらに先ほど倒れた空手家の頭にもモップを振り下ろす。やはり、鈍い音ともに頭から血が、流れ出す。 
「何を? もう死んでるんじゃないの?」
麗子が不思議そうに昭子に聞く。 
「あいつらは、ゾンビなのでやつらに噛まれて死んだ人達は、ゾンビになって、蘇ってきます。頭をつぶせばゾンビは動かなくなるし、ゾンビとして動き出すことはありません」 
「へー、どこで、そんな知識を身に着けたの?」
感心したように瞳がたずねる。
「孝様のお部屋にそのような本がたくさんありまして、隆様に、貸してていただきました」 
「孝が、そんなことに興味があったなんて知らなかった」
麗子は、訝しげにつぶやく。


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