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ゼビア・ズ・ストーリー
【ファンタジー 官能小説】

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再会のバトル-15

「あっんくぅ……あぅぅ……はぁんっ」

「くぅ」

 上下に動くキャラに合わせてアースも腰を使った。
 限界まで入っていると思っていたのだが、アースが突き上げれば肉壁は蠢いてそれを受け入れる。

「あっあぁんっ!!んんっんぅ……」

 口を唇で塞いだアースは舌を差し込んで口腔内を舐め回した。
 キャラもそれに応え、舌を絡めてくる。
 アースは胸の頂点を摘まみ、更にてっぺんを指の腹でこねくり回した。

「んんっ!!んっ…ああっやだっ気持ちいいっ……もっとぉ」

 完全に理性がぶっ飛んだキャラは激しく腰を振り、更なる愛撫をねだる。
 反対の胸に口をつけたアースは吸い上げながら乳首を舌で弾いた。

「ああっ!あっあっあぁっダメっイッちゃうぅ!!お願い!一緒にっ……」

 キャラのお願いにラストスパートを開始したアースは、力強く突き上げて応える。

「ああっぁああぁぁ!!!」

 ふいに動きを止めてアースの背中に爪を立てたキャラの中が肉棒を絞るように蠢いた。

「っはっ……く…」

 アースは少し遅れて欲望をキャラの奥に叩きつける。

「はぅ……あぁ……」

 何度もビクつく肉棒に合わせてキャラの体内もうねった。
 暫く抱き合ったままお互いの背中を撫でたり、首筋にキスを落としたりしていた2人は自然に結合を解いてベットに倒れこむ。

「はぁ……あ……」

 キャラはうつ伏せになってうっとりと幸せそうな声を出した。
 ぐしゃぐしゃになって隅に追いやられた毛布を引っ張ったアースは、キャラにそれをかけてやり、自分も横に潜りこんで肘をついた左手に頭を乗せ、右手でキャラの髪を梳く。
 正直、まだヤり足りないのだが幸せそうなキャラを見ているのも楽しい。

「なに?」

 ニコニコと見つめてくるアースに、キャラは居心地悪そうに聞く。

「ん〜?幸せだなぁって……」

 セックスに意味なんて無いと思っていた……そうでも思わなきゃ魔力提供のためだけにリンと寝る事が出来なかった。
 他の誰と寝てもそれは変わらず、ただ欲求を解消する為の行為……そう思っていた。
 キャラはその話を聞いて驚いた表情を浮かべる。

「?んだよ?」

「いや……オレも似たような考えだったから……」

 王族の姫として生まれたからには、いずれは国の道具として都合のいい所へ嫁に行くものだと思っていた。
 多分、ラインハルトが無理矢理にではなくちゃんと話していたのなら……キャラはラインハルトの妻としての人生を選んでいた。
 どっちにしろ愛のある交わりにはならなかった事だろう。


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