第2章-5
父が死んで、まだそれほど時間が経っていないと言うのに、
母は叔父と不倫をしていたのである。
それも父が生きているときからだということであり、
二人の話を隠れて聞いていた真梨子は唖然としていた。
部屋の中で仁王立ちしながら、叔父はズボンを下げペニスを突きだしていた。
母は畳の上に座りながらそれをしゃぶっている。
反り返った叔父のペニスは、母の口の中で息づいていた。
真梨子が見た母は、嬉しそうに見えた。
(こ、これはあたしのお母さんなの?)
その顔は、自分が今までに見たことがない、淫乱な母の姿だった。
真梨子は、二人のあらぬ姿を見せつけられながらも
どうしていいか分からず、呆然として動けなかった。
真梨子が目撃していることも知らずに、
二人の破廉恥な行為は益々エスカレートしていた。
やがて裸になった二人は抱き合い、
激しく絡まりながら上になり、下になって悶えていた。
やがて母は犬のように四つん這いになった。
その母の後ろから母の濡れた膣の中に、
叔父が悩ましく白い母の尻を抱えながらペニスを挿入したとき
母は淫獣のような呻き声を発していた。
(あぁ、五朗さん・・凄いわ、逝きそう)
部屋の中では、クチュクチュという淫靡な音が聞こえ
真梨子の心を乱していた。
その母が口から涎を垂らし悶えている姿を見て
真梨子は卒倒しそうだった。
母の歓喜の声を出して果てるまでを、
真梨子はそれを黙って見ていた。
見ていたと言うよりも、そこから動けなかったのである。
叔父と母は快楽の果てに抱き合っていた。
真梨子が立ち上がろうとしたとき、
何かが触れそれがコトリと音を立てた。
(あっ・・・)
真梨子は小さな声を立て、慌ててそこから立ち上がり
自分の部屋の中に入っていった。
(あの大好きで、優しい母が・・・あんないやらしいことを・・・
まだ父が亡くなってそんなに経っていないというのに)
そう思うと、純な真利子の気持ちは狂わんばかりになっていた。
前から好きでなかった叔父が、裸の母の上の重なり、
セックスをしている姿は、若い真梨子には刺激が強すぎた。
それ以来、真梨子はセックスをまともに考えることが出来ず、
湧き上がる性への誘惑を感じながらも
心がそれをどうしても受け付けなかった。