第2章-2
「うむ・・」
「わかりました」
二人が見上げるなかで、真梨子は着ている物を脱ぎ始めた。
上着を取り、スカートのフックを外し、下着だけになった。
その姿で躊躇いながらも、ブラジャーとショーツも取り去り
彼女は生まれたばかりの身体になった。
部屋は暖かく、裸になっても少し汗ばむようだが
それは彼女が興奮しているせいかもしれない。
真梨子は美しい身体をしていた、全体にふっくらとしており
女性らしくその白い肉体は目映いばかりに輝いていた。
大きめの乳房も彼女の胸で揺れていたし、腰回りも色気がある。
まだ男を知らないというその身体は、処女のように恥じらいでいた。
真梨子は、目の前でじっと自分の裸身を見つめる男性に
眼が眩みそうになっていた。
住職と芳念の眼が食い入るように真梨子の裸身を見つめる。
その住職の眼は見開き、感動しているようだった。
(おぉ、これは素晴らしい身体をしている・・)
同じように、弟子の芳念も真梨子を見上げていた。
(凄い、こんな身体のお方を見たことがない・・)
二人の男は熟した肉体を誇る真梨子を見つめ、
既に身体の一部分は反応していた。
不感症に悩む女性で、彼女のような肉体を持つ人はいなかった。
それだけに、住職も芳念も興奮していた。
報酬を貰い、その上で(治療)とい名で女性達を意のままにする、
言い換えれば、好きなだけその女体を弄ぶのだ。
故に性に目覚めさせる為にあらゆる性の手ほどきをするのである。
何のことはない、
もったいぶって無知で善良なる女性達を治療と言うことで好きなように犯し、
陵辱し、その結果に女性が性に目覚める・・
そういうことなのである。
そのとんでもないことが意外と評判になり、
偶然にも不感症で治療を求める女性達が
引きも切らないという結果になっただけである。
それを正当化するために寺という体制を整えているに過ぎない。
しかし、この住職は偽の僧侶ではない。
むかし、若い頃はちゃんと修行したことはあるのだが
どういうわけかある年になってから性に目覚めたのである。
「さて、真梨子さん、あのマットに行きましょう、そこで寝て下さい」
「あ、はい・・」