栄子 前編-7
「か、川瀬くん……っ……だ……ダメっ……あぁっ!!なんか……カラダがっ………ダメっ……怖いっ……いやあああぁっ!」
栄子が突然、近所中に聞こえるのではないかと思うような悲鳴を上げて身体を激しく痙攣させ始めた。
―――『イく』のか―――?
俺は更に深く淫靡な突起をくわえこみながら、その先端を舌先で小刻みに弾いてやった。
「……あっ……あっ……あっ……イヤッ…ダメっ……来るっ……あぁっ!!」
――――イけ!
――――イけ!
自分よりもか弱い動物を苛めるような、ひどく乱暴なやり方で、俺は栄子の肉体を追い詰めていく。
真珠のようなその肉粒がパンパンに膨らんで限界に達したと思われた時、俺はその先端に軽く歯を立てた。
「あっ……やああああぁっ!」
栄子は短い叫び声をあげると、俺の頭にぎゅっとしがみつきながら初めての絶頂に達した。
―――――――やった!
「こ……小林……っ……」
俺は、今まで感じたことのないような達成感に異様なほど高揚していた。
「……挿れ……て……いいだろ?」
「………えっ?………」
驚いている栄子を無視して、俺は窮屈なジーパンを下げ、達したばかりの栄子の身体に覆い被さり、いきり立った自分のモノをいきなり淫壷にあてがった。
「いやっ……川瀬くん……ダメだよっ……」
「……もう……無理だって」
メリメリっという僅かな抵抗感はあったが、十分すぎるほど溢れていた愛液のおかげで、俺の硬いぺニスは栄子の内部にぬるりと滑りこんだ。
無数の突起と心地よい熱が俺を一気に包み込む。
「いやあっ……挿れ……挿れちゃ……」
「……あっ……あぁっ……小林っ……もう……入ってるよ……俺たち……セックスしてるっ……」
自分自身の言葉で快感が更に高まっていく。
俺はあまりの快感に身体を震わせながら、ほとんど無意識のうちに腰を使い始めていた。
「……あぁっ……すげ……小林ん中……」
抜き差しする度に、脳天を突き抜けるような快楽がビリビリと全身を駆け巡る。
「やっ……やぁっ……セッ…クスなんてダメっ……抜いてっ……抜いてぇっ……」
「っ……ハァッ……も…少し…」
栄子の抵抗の言葉があの日の麻理と重なる。
「……あぁっ……締まるっ……っく……やべ……」
突き入れる度にうねうねと俺を締め付ける膣壁。
マスターベーションとは全く違う感覚に、俺はあっという間に限界点に達しようとしていた。
「あっ……う……で……出るっ……」
「やぁっ……やめてぇっ!……お願……っ……」
中で出せば妊娠するという知識はあったから、俺は慌ててぺニスを引き抜いて栄子の太股に大量の精を放った。