「あの…今、何年ですか?」
周りには深々と雪が降り積もり、家にいたって寒いように感じる。
一月一日。
田舎のばあちゃんの家に帰省したのはいいが…つまらん。隕石が降って来るとかないかな、と思っているうちに…。
「優ー!!ちょっと手伝ってー!!」
という母、真梨子の声。めんどくさ、と思いつつすっかり重くなった腰をあげて呼ばれたほうに行ってみたら…。
…小屋?こんなところにあったかな…。はて、と首をかしげる俺を見つけ。
「ちょっと優!!ぼうっとしてないでコレ運んでよ!!」
母さんはやたら大きい箱を指指した。