…なんだか変な夢を見た。
しかし思い出せないってことは気にするなって事だろう。
よし、メシでも食って学校行くか。
俺の家から通っている高校まで歩いて20分程度。
高校生にもなると、つるんで学校に行く事がなくなった。
…ぶっちゃけ寂しい。
独りぼっちの通学路を寂しがりながら過ごすと、いつも学校に辿り着く。
あたりまえだ。
今日もいつも通り教室に着くと、諒平が話し掛けてくる。
「よぉ真哉!便秘?」
快便だ。
「毎日その挨拶で下品だと思わないか?」
「いやいつも朝から眠そうだからさぁ〜」
朝は眠いもんだろ普通。