図書館からの帰り方
官能リレー小説 -
SF
この作品は官能小説です。
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書き出し
最近は公立の図書館でも、夜遅くまで開館するところが出てきている。例えば今ここに夜道を歩いている少年、玉波雄鯉(たまなみ ゆうり)の住む町の図書館がそうだった。彼はその恩恵に預かって、この日も夜更けまで読書を堪能していたのである。
「あの推理小説、最後まで読みたかったな……でも借りてきても帰ったらすぐ寝なきゃいけないし、また明日の楽しみにするか」
いつしか道に人通りはなくなり、両側に雑木林が目立つようになった。まばらにある街灯が、彼の影を二つ三つ地面に落としている。
「あの推理小説、最後まで読みたかったな……でも借りてきても帰ったらすぐ寝なきゃいけないし、また明日の楽しみにするか」
いつしか道に人通りはなくなり、両側に雑木林が目立つようになった。まばらにある街灯が、彼の影を二つ三つ地面に落としている。