新しい人生
官能リレー小説 -
その他
この作品は官能小説です。
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書き出し
ある山林の中、こんな山奥には似つかわしくない一台の高級車が停まっている。運転席には一人の若い男が腰掛けていた。彼の着ているヨレヨレのスーツと薄汚れたワイシャツは共に高級ブランド物だが今や見る影も無い。そして助手席には火の付いた練炭……そう、彼は自殺をしようとしているのだ。
「ふふふ…今頃は債権者達が俺の家に押し掛けて、パソコンの上の遺書を発見してる頃だろうなぁ…」
男は虚しく笑ってつぶやく。彼の名は司馬山 茂(しばやま しげる)、25歳。元々平凡なサラリーマンだった彼は小遣い稼ぎにと始めたFXの投資で神憑り的な大成功を収めた。一生働いても手に入れられないような大金をわずか数ヶ月で手にした彼は、脱サラして投資顧問業を始めた。
しかし、成功が一瞬なら転落も一瞬だった。今から一週間前、相場は完全に裏目に出た。お客の損だけならまだしも、自分自身も大金を借りて大勝負に出ていた茂は一気に億単位の借金を背負う事となり…現在に至るのである。
「あぁ…だんだん眠くなって来たなぁ…いよいよこの世と“おさらば”かぁ…」
「ふふふ…今頃は債権者達が俺の家に押し掛けて、パソコンの上の遺書を発見してる頃だろうなぁ…」
男は虚しく笑ってつぶやく。彼の名は司馬山 茂(しばやま しげる)、25歳。元々平凡なサラリーマンだった彼は小遣い稼ぎにと始めたFXの投資で神憑り的な大成功を収めた。一生働いても手に入れられないような大金をわずか数ヶ月で手にした彼は、脱サラして投資顧問業を始めた。
しかし、成功が一瞬なら転落も一瞬だった。今から一週間前、相場は完全に裏目に出た。お客の損だけならまだしも、自分自身も大金を借りて大勝負に出ていた茂は一気に億単位の借金を背負う事となり…現在に至るのである。
「あぁ…だんだん眠くなって来たなぁ…いよいよこの世と“おさらば”かぁ…」