PiPi's World 投稿小説
[編集|削除|古順]
[戻る|前頁|次頁]

No168-12/11 20:20
女/リンゴ
N900iS-/l1InBIs
手のひらに
小さな粉雪
フワと落ちて
シュンと消える

私の恋も
フワと始まり
シュンと消えた

アナタの言葉は
フワと胸に響いて
ずっと消えない

涙が一粒
地面に
フワと落ちて
シュンと消えた
No167-12/11 19:22
男/戒狷
SH251iS-j5RuOICn
まっしろな雲が
おっきな空に浮かんでて
まんまるな太陽が
澄んだ空気をまどろみに変える
心地良い風が
草原を走り抜け
小さな小さな清流が
みなもをキラキラ光らせる
おっきな古い大木の
大きな幹にもたれた僕は遠い未来に思いを馳せる
立ち上がり歩き始めた僕はふらふらと足を進める
道なんてない
前なんてない
競争は現実と空想の狭間で闘う空疎な幻想で
競争はいつしか狂騒に変わってしまうから
僕は僕で有る為に
狂騒と闘いつつ自我をもって未来に向かって歩を進める
No166-12/10 23:41
女/真麻
HI35-JwoguNiQ
神に己の幸せを祈る者はいるが
神の幸せを祈る者はいない
それで救えというのは酷ではないか
No165-12/10 22:08
?/悠
F900i-1dAQtBmq
今年初の雪を
君とみたくて
天気予報をBGMに
グレーの空と
にらめっこ
No164-12/10 21:59
男/Full Moon
SA32-U566ePpy
白い花が
飾られるとき
人々は

それぞれの心に
哀しみを宿らせ

それぞれの瞳に
泪を浮かべる

そして

その口々から
祈りを発する

しかし

それは

幸せのような


そんな

たった刹那の
出来事
<戻る|前頁|次頁>