PiPi's World 投稿小説
[編集|削除|古順]
[戻る|前頁|次頁]

No292-01/28 10:00
女/稍(やや)
SN25-uvrABlXC
『出会うということ』

アイデンティティを
浸蝕されていくということ

きみが僕の
一部になるということ

僕の何かが
蝕まれていくということ

今の僕はいつかの彼女で

いつかの僕は今
誰かの中に生きているということ
僕は僕でなくてもいいということ
ただ僕はいつだって
ちゃんと僕だったということ
No291-01/28 00:22
男/ゆう
PC-cAwTBnq1
『雪』
北国の田舎に雪が降る
子供たちはまたかとため息
大人たちは雪掻きしなくちゃとため息

都会の街に雪が振る
子供たちは珍しさに喜びはしゃぐ
大人たちもその美しさに目を奪われる

田舎に降る雪は鬱陶しく
都会に降る雪は美しい

見かたひとつでころころ変わる
ヒトはきまぐれで現金
No290-01/28 00:07
女/nao
HI35-oWoWpTgX
どうして、なんて私が聞きたいくらいなのに
理由なんてわかるわけないでしょう?
No289-01/27 23:57
男/戦人
D901i-Ap5NVC11
世界が全て灰色だった

それでも充分満足してた

君と出逢って世界が色づき始めた

君を失い世界が色褪せてきた

何故かな?昔は平気だったのに今は灰色の世界に空しさを感じるよ
No288-01/27 23:01
男/賢
PC-oDey9rh2
体の向きを変えたって
現実は変わらないけれど

熱いシャワーを浴びたって
過去は洗い流せないけど

鏡の汚れを拭いたって
自分をキレイにはできないけれど

そこに意味が無いなんて
そんなこと決して無い

それを嘆くことにすら
意味は
与えられているのだから
<戻る|前頁|次頁>