PiPi's World 投稿小説
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No380-02/01 19:22
男/戒狷
SH251iS-j5RuOICn
『文字だけの君達へ』

文字だけの君達の
文字だけの詩には
全てを見出だす
命の光が詰まってる

虚勢を脱いだその後の
その妖艶足る輝きに

僕はどれだけ魅了され
甘美の渦を味わった事だろう

現実以上の真実を
言葉以上の感情を
絵画以上の情景を
大作以上の激動を

全てを篭めた輝きが
夜空の河を埋め尽くし
大地を照らす陽となり
心の氷雪溶かすまで

純粋なる人間の
純情たる感情の

幼稚で芳醇な
矛盾とカルマの塊を

詩の力縫い付ける
その可憐なる魂よ

確かな生と
隠微な性が息づく世界へ
No379-02/01 19:05
男/怠星
KCU1-K9bF6Kxt
君は、僕がいるだけで満足だという
他の何がなくても僕が居ればそれで満足だと

僕は、君が居るだけじゃ満足しない
でも、それは他の何かが欲しいわけじゃない

ただ、君と同じ空気を吸っているだけの今の生活に満足していないだけ

君をもっと感じたい
君を強く抱き締めたい
君をもっと知りたい
君と一つになりたい

そして、君に僕をもっと感じさせたい

でも、そうすると君を失ってしまうのかもしれない

そんな事を考えてあと一歩が踏み出せない夜
No378-02/01 18:19
男/賢
P901i-oDey9rh2
僕が何かを得れば
その分失われる物がある

僕の周りから?
違う
僕自身から

例えば僕が君を得る
君の居る暮らしを得る
君の居ない暮らしを失う

例えば僕が君を失う
君の笑顔を失う
自分の泣き顔を得る
No377-02/01 17:55
男/戦人
D901i-Ap5NVC11
光りがあれば影が生まれる
幸せは誰かの不幸に

喜びは誰かの悲しみに

何かを得れる人間の影には何かを失う人間が必ず存在する

平等なんて有り得ない
世の中は不平等、不条理で成り立っている
No376-02/01 17:27
女/稍(やや)
SN25-uvrABlXC
白息(シライキ)色の雨けぶる
直降(ひたぶ)る紡糸(ボウシ)
巻き負かれ
アスファルト踊る水芭蕉

昨日の雨はアイツの傘で
蛇(クチナワ)這いゐる相合い傘

打打発止打発止
泣いて笑って笑って泣いて

平和と俺の相棒が
炬燵のなかで待ってゐる

《寒いっす〜〜!!(х_х;)》
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