PiPi's World 投稿小説
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No611-06/14 18:20
女/烏龍坊や
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俺達は、それがたとえ自分の人生を変えてしまう重大なものであっても、暫くは全く気付かないんだ。
運命の出逢いというのは、いつも唐突で何の前触れもなく訪れるものだから。

もしも、運命の糸が眼に見えるものであるならさ、俺達はそれさえ手放さなければ疑問も後悔も抱かずに生きていけるのかな?

けれど、俺達の眼の前には、無数の糸が常に用意されていて、どの糸に手を伸ばせばいいのかを俺達は知らない。
でもな、知らず知らずのうちに俺達は自然と、自分の運命の糸をしっかりと掴んでいるんだぜ?

大きな力に邪魔をされて、運命の糸を放しちまう時もあるかもしれねぇ。
だが、そん時は、踏んばって絶対に放しちゃならない。

何故かって?

一生に一度きりの、おめぇの大切な人や出逢いかもしれないぜ?


ある本からの引用ですが、もしダメでしたら消します。OKなら、次は『運命の糸(もしくは出逢い)』でーーー
No609-06/12 23:06
男/クレイモア
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――民の幸せ。その為に王たる『僕達』ができるのは、何だろう。

――『僕』は民を想い、民をいたわり励ましてきた。
それが『幸せ』になると信じていたから。

――『俺』は、贅を尽くし惰眠を貪る者達――すなわち、俺を含む、国を治める者達に重荷を背負わせてきた。
そうする事によって、民の『幸せ』の為に、少しは何かができるようになると思っていたから。

だが、『俺達』が為した事は、大きなズレを成した。
それは――



続きものにする、予定です。次は、『俺達』です。へんてこなやつですいません。
No608-06/12 22:07
男/mati
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背伸びをしてもほとんど君に届かない。キスをする時、いつも君はそっとかがんでくれる。その時が一番幸せで………一番辛かった。
僕は君に聞いた。『何で君は僕と付き合ってくれるの?こんな小さな僕と。』
君は少し怒りながら答えた。『貴方のことが好きだからよ。つまらないこと聞かないで。』さらに、君はこう付け加えた。『貴方は確かに身体は小さいわ。けれど、心は誰よりも大きい。だからそんなことで悩まないで。』そう言って君はかがみ、僕にキスをした。
やはり僕は小さい人間だと思った。こんなに僕のことを思ってくれている君を疑ってしまった。そしてこの時誓った。身体は小さくても、常に心の大きい人間であろうと。君への謝罪と…感謝を込めて。
前は辛かった君のキス。君が本当に僕を愛してくれていることを知った今、辛いなんて感じない。幸せだけを感じている。





次は【幸せ】でお願いします。
No607-06/12 09:56
男/ジョン
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小さな君はピョンピョン跳ねて、差ほど大きくない僕に、キスをせがむ。

そんな君を見て僕は笑った。

「イジワル。」
そう言って膨れっ面をする君。

そんな君を見て僕は困った。

「ずるいよ。」
そう言ってうつ向く君。

僕はそんな君を抱きよせ、出来る限り優しくキスをした。

唇が離れる時には笑顔に戻っていて、君はまた背伸びをする。

僕はそんな君を、出来る限り優しく撫でた。

暖かい日差しが僕らを照らす。
小さい君は、しかしそれには意味があって、確かにそれは大事な事なのだ。 人がそれを笑おうと、僕は君を肯定し続ける。
それが君を愛すという事だと、そう、思うから。

君はまた、背伸びした。



次は【背伸び】でお願いします。
No605-06/11 23:05
男/ラクシェア
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懐いてくれた君、茶色い君、いつも陽向で寝ていた君。
時折起きて私に戯れつく、餌を頂戴、遊んで頂戴。
私はいつもとはいかないけどなるべく構ってあげた。
水浴び、球遊び、猫戯らし。
あんまり夢中で、疲れて眠る君、疲れて後悔する私。
でも、もう君は居ない。
眠る君、なんだかいつもの昼寝みたい。
ちょっとその鼻くすぐれば、また起きて飛掛かって来そうなのに。
眠るように、いってしまった君。
君は私にいろいろくれた。
悲しみもそう、楽しい思い出もそう。
大丈夫、たぶん君の、たった一つの心残りは私が引き受ける。


始めませう、小さな君。
物語は続く、君が私に残した小さな君が、続きを紡いでくれるから。


次は『小さな君』でお願いします。
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