PiPi's World 投稿小説
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No676-09/03 00:23
女/かじちゃん
N902i-UaFuINxb
「料理出来たよ〜」
呼ばれて、食卓に着いたけど、あの〜もしもし。この生ごみはなに?
無残に焦げて墨にでしかない物(おそらくパン)と、生焼けなのに焦げてるムニエルらしきもの。(あ〜あ、赤い汁でてるよ。)正体不明の汁物。(なんだろ。緑でドロっとしてる。)取り敢えず恐々口にしたケド、う〜ん味が無い。っていうか、焦げて苦い以外の味がしない。汁物も苦いし、生臭いし、インリン並?(BY 愛エプ)
料理下手とは聞いてたけど、こんなに食物じゃないもの作るなんてある意味天才だと思う。
その夜中、おなかメチャクチャ壊してお医者さんへ。一口しか食べてないのにすごい威力でした。

次は「威力」で。ちなみに友人との実話です。汁物はゴーヤと魚介のスープだったらしいですが、ゴーヤを中の種も取らずに煮込み、魚介は下拵えをせずに入れたとの事。そりゃ苦いし生臭いわ。
そんな彼女も、もう一児の母となり、料理も食べられる物を作るようになりました。
No675-09/01 03:37
男/白いフクロウ
811SH-OtmwnKgP
恨めしげな眼差しが、ガラス越しに男を見ていた。
ガラスの外にあるものは荒れ果てた街。建物は朽ち、生き物は死に絶え、何人もの子供達が飢えと寒さに耐えている。
男はガラスの内側で、そんな子供達を哀れんでいた。高価なスーツに身を包み、テーブルに並べられた素晴らしい料理を頬張りつつ、少し分けてあげようなどと気まぐれな善行を思う。
赤ワインがよくあうジューシーなステーキを切りながら、添えられていたパセリを見せてやると、子供達はそれを求めてガラスにへばりついた。男は苦笑を漏らし、ガラスに隔てられているからと諦めそれを捨てる。
捨てられたパセリは、すぐにボーイが拾って丁重にダストシュートに捨てられる。
「おいしかった」
やがて、料理を全て食べ終えた男が、満足げに言った。


【料理】で。
No674-08/28 05:34
女/紫煌
P700i-cilJg/Xi
「……瞬間であった」
「んな呑気にナレーションしてる暇あんなら、助けろよ!ゴルァァァ!!」
「…いやぁ、人見知りのマロンがお前になつくとはのぅ。僕は嬉しいよ」
「ハフハフッ」
どんだけデケぇんじゃ!?並な犬に押し倒されての、ベロ舐め攻撃に。
「発情してんのとちゃうかい!?」

夏休みも終盤になった俺は、溜まった宿題を処理すべく、焦って慌てて学年一の秀才である委員長にHELP!
「僕ん家に来るとええけん」
にノッた俺も運の尽き!
ピンポーン。
「お〜こっち、こっちじゃ。庭に回ってきぃ〜や」
左方向からの声に芝生へ回ると、「ワォン!」熱烈大歓迎で今に至る。

「ふっ。天罰じゃな」
んぎゃ〜〜、おい!コラ!
俺の大事なトコ、踏みつぶすんじゃねぇ!
痛っ痛てぇ!
重っ重てぇ!
この阿呆犬、その後ろ脚!
「どけろよ、委員長っ!」
「あ、言っとくが、マロンは雄じゃけぇ」
雄ぅぅぅぅぅ!??
唾まみれの顔を上げて、つぶらな黒い瞳と目ぇ合った途端。

ぶちゅっ。

……キスされてしも〜た。
「※★◎#◆@☆っ!お、俺のファーストキスがぁあああああ!!」

こうして宿題は間に合えど、気分は恨めし逝くまま…
高1の夏休みは終わった。



『恨めし』でよろしこ♪
No673-08/26 01:12
?/RIN
N902i-AcHgLxgc
少し指定とずれてしまいました。スイマセン
No672-08/26 01:11
?/RIN
N902i-AcHgLxgc
「油なわけないであろうに…そなたアホか?油は燃えるもの。爆発はしないぞ?」
彼女は目を真ん丸にして驚いていた。
そりゃ仕方ないだろう?
いきなり液体が爆発したのだ。
俺は異世界から来たただの自衛官。この世界の理なんか知らないし、彼女の考えも知らない。

ただこれは油-ガソリン-であることは違いない。
「油は油ですよ。ただ石油…鉱物から出来る特別な油ですけどね。」

静まる謁見の間
そして…
「ふむ…そなたの話と知識、信じざるをえない…かの?」

後々考えるとこれは一生の連れ添う女の一人が出来た瞬間であった。

瞬間であった、でm(__)m
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