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No941-2009/05/02 21:20
男/フロムポスト
CA38-kJEqyDBA
過ぎない時間はないからね。
安心して、幸せも、不幸も、どうせ終わってしまうから。
ほら、死にたがり屋がご飯を食べてるよ。
ほら、生きたがり屋がタバコを吸ってるよ。
Take cover.
I waana take cover.
CDコンポの中のエリック・マーティンが歌ってる。
あなたの言う通りさ、エリック。
だから、本当は君から離れていたい。
広大な砂漠で、大森林で、小さな湖の畔で。
星の中で、地面の間で、雲の隙間で。
何の気なしに世界を見ていたい。
わかるかな、分からないだろうな、でも分かってくれたらな。
一緒に居なれなくても、分かってやってくれないか。
ほら見えるかい、今日も古臭い地球儀が回る。
全部終わったら起こしてくれ。
それまで静かに死んでいたい。
世界は今日も簡単に廻るから。
だからどこかに隠れていたい。
分かってもらうのに、どれだけの時間が必要なんだろう。
こんな平凡な男に、これ以上苦労させないでくれよ。
苦労させないでくれよ、で。
No940-2009/04/23 21:31
?/
HI38-F.DE/y/M
楽しかった思い出を忘れ、辛い記憶だけが表層に浮かぶ時、人は不幸を感じるのか
それとも辛かった過去を忘れ、楽しい刻を過ごした断片だけを思い出し、今と言う境遇と比べた時、不幸を認識するのか
それは各々の性格次第でありまた、自己を取り巻く状況や精神状態にも左右されるのだろう
だが少なくとも私は、不幸と言う物を感じた事がない 比較する対象である記憶が欠如しているからだ
正確に言うといつ、どこで、何をしたと言う記憶はあるのだが、その時にどの様なを感情を抱いたのか そう言った記憶だけが、意識の表層に浮かんでは来ないのだ
それとも他人の目には、これこそ不幸だと映るのだろうか
そんな益体もない事を思い付きつつ、私はいつもの時間、一度として変わらぬ場所で、大筋で同じ事を繰り返す為に、足を運ぶ
そこには内掛と葉織と言う、2人の男女が待っている
ごく簡潔に述べると、私にとっての友達 と言う事になるのだろうか
好悪の区別をつけられない為に、それがどう言う者なのか、判断を付けられないからだ
いつも笑顔で迎えてくる事から、恐らくそうなのだろうと、勝手に判断しているに過ぎない
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『い』or『過ぎない』
No939-2009/04/20 03:52
男/コルト
TS3H-65VWs5.x
「い…いりこ!」
「恋」
「井戸!」
「ドライ」
「一揆!」
「機械」
「茨城!」
「気概」
「衣装!」
「憂い」
「居間!」
「舞」
「囲碁!」
「語彙」
「いばら!」
「落雷」
「意識!」
ディスプレイに映るかわいい女の子としりとり対決を初めてから14時間が経過した。俺の嫁は常に笑顔で、哀れむようにゆっくりと「い」縛りで攻撃してくる。
無論俺はドMだ問題無い。
世間では蔑まれても!
三次元に好かれなくても!
このドSな子としりとりできるのが至上の喜びなのだ!
「気持ち悪い」
「なんだと?」
俺の嫁は無機質な音声でハッキリとその言葉を発した。
おいおいいくら俺がドMだからってそりゃねーぜ。おかしいな目から汁が止まんないぜ!
「TIMEOVER。特典映像の入手はできませんでした。もう一回チャレンジしますか?」
俺はパソコンを窓から全力でぶん投げたのだった。
モジスウタリナイヨ
次「た」
No938-2009/04/20 00:07
女/麻亜
P905i-rU.Vz1WM
!
「お祖母ちゃんが事故った!?」
『そうなの。お祖母ちゃんから電話貰ってお祖母ちゃん家まで飛んできたんだけど…』
母の話によると、祖母が原付で道路を走っていた時に横から車が突っ込んで来たという。祖母は転倒。幸い、お互いスピードも出ておらず大事には至らなかったそうだが…。
「それ、車が悪いよね。警察には言った?」
車の免許を持たない中3の私でもそれぐらい分かる。
『それがお祖母ちゃんたら言ってないのよ。原付も壊れてないからってそのまま帰ってきちゃったって』
「ええっ!?何でよ?」
『お祖母ちゃんが車の免許持ってないのは知ってるわよね?』
「うん」
『そもそも原付の免許すら見たこと無いのよね…』
母はそれっきり喋らなくなった。私にはある仮説が頭に浮かんだ。それなら祖母が警察に行かなかったのも頷ける。
「お祖母ちゃんに気を付けなよって」
『…分かった、伝えとく。わざわざ電話してごめんね』
「ん、いいよ。じゃあね」
あれから五年。祖母は今でも毎日原付を乗り回している。
未だに免許の有無は定かではない。
初めて参加したのでドキドキしてます。次は『定かではない』または『い』でお願いします!
No937-2009/04/19 10:43
女/リラ
F704i-LubnJlIH
「あれ?」
「あれでしょ?あたしも探してんだけど」
「前回ど…定位置だよな」
「困ったね…」
「今更諦めるのもなぁ」
「ねえ、さっきからなにしてるの?」
「うわっ。お前まだ起きてたの?」「あんたはいいの!子供は寝る時間!」
「ないないうるさいんだもん」
「…ないもんは探すだろう」
「なにさがしてるの?」
「あのね、今日は父さんと母さんが結婚した日なの」
「10年前の今日な」
「でね、このお酒飲みたいのに、開けるやつがないの」
「まわせば?」
「回して開くのじゃないの」
「ここに刺して、ねじねじて、バンザイするからな、おててをこう、下げたらこれ、コルクってのが抜けるんだよ」
「そこのチラシ取って…あのね、こんなかたち」
「絵、下手だな」「うるさい」
「……これ?」
「どこにあった?」「なんであんたが持ってるの?」
「おねえちゃんが、うちゅうじんごっこ」
「あいつか!」
「これ危ないの!刺さるよ!イタイよ!」「使ったら元の場所に戻さなきゃだめだろ」
「ぼくがみつけたのに、ありがとうは?」
「ええー…」「はいはいありがとう、もう二度と触らないのよさっさと寝なさい!」
「…すぐおこる、もう!」
次は『!』若しくは『もう!』でお願いします。
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