PiPi's World 投稿小説
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No813-06/02 18:01
木蓮(P902i)

追われたら逃げたくなる

逃げられたら追いたくなる


いつも
そんな追い掛けごっこの繰り返し


君はいつも逃げる役で
彼はいつも鬼なんだ

でも

きっと彼は
君を捕まえられない
捕まえない

だって

君を捕まえてしまったら

君は輝きを
失ってしまうから

まるで
羽を失った鳥のように


だから


いつまでもそのままで

いつまでも輝いていて



>812さんへ(笑)
No812-06/02 17:03
Sai(SH902i)
着信履歴
受信箱
全部埋め尽くしても
まだ足りないと言うの?

休日休暇
休憩時間
全部の時間を拘束しても
まだ会いたいと言うの?


キミは病気だ
独占という病の
ワタシは病気だ
自由という病の
No811-06/02 14:08
ハナビラ(PC)
熱と冷たさを纏う枕
目覚めの唄は騒音
鏡に映る頬を伝う
悲しみに濡れる朝露

離れ離れの気持ちを抱き
紅々と枯れる路を歩めば
流れる他人に面影を重ね
追いかけたくなる衝動
抑え込むは諦め

過ぎ去った季節に
懐かしむ思いは
独り身となった秋雨らしく

寂しさに濡れる夜露を眺め
今日も貴方の夢をみる…
No810-06/02 12:34
賢(PC)
雨が降っている

窓の外を歪めてる
九月の熱を冷ましてる
硬い音を奏でてる
土の匂いを起こしてる
誰かの靴を濡らしてる
乾いた草を潤おしてる

涙で僕を慰めてる

雨が降っている

雨が悪い天気だなんて
一体誰が決めたんだろう
No809-06/02 08:47
稍(やや)(SN25)
『言い訳』


君にほとんど会えないせいで
君の笑顔が見えないせいで
僕はほとんど本能的に
君の笑顔を探してしまう
例えばあの子の笑顔の中に

えくぼのしわの寄り方も
半月がたの細めた両目も
オレンジ色のくちびるも
君が持ってるものだろう

例えばあの子は水溜まりなんだ
例えばあの子は窓ガラスなんだ
今は まだ だという事にせよ

君にはちゃんと分かってるんだ
今泣かなくちゃいけない事を

今その涙で水溜まりを砕き
雨の様にガラスを曇らせ
僕を
君に留めておくために
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