PiPi's World 投稿小説
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No669-2011/02/14 21:20
木蓮(F02B)
今、何処?

何してる?

誰と居る?

頭の中は
聞きたいことだらけなのに

心の中の不安を
嘘だらけの言葉で隠して

久しぶりだね

元気?

風邪ひかないように気を付けて

精一杯の
君との
何気なくを装った
文字だけの会話
No668-2010/12/07 22:42
デルタ(PC)
子供は親を選べない
同じように
親だって子供を選べない

だから家族なんだろ?

気の合う友人だけと付き合って
好きな恋人と一緒にいる

けれど親子は
最初から決められていて
選択の余地はない

だから特別なんだ

なぁ親父
そうだろう?

ごめん
だから
これからも宜しく
No667-2010/11/27 17:04
荒廃(SN3J)
考えようぜ
宇宙について
ヒトについて
壮大な事を
もっともっと

そしたらさ
なんか
俺なんて
とてもちっぽけに見えて

けど
こんなにも死にたくないのは
どうしてなんだろう?

一番重要なのは
そんな壮大な想像をした後でも

君の存在は
ちっともちっぽけに感じられなくて

それは
何よりも眩い
0光年の光
No666-2010/11/23 11:28
マコト(SO905i)
君と僕の気持ちは
分けあえなくて

だから
似たような気持ちを
共有している錯覚を

僕たちは
与えあっていただけだった

薬指のリングも
歪な絆を
無理矢理
繋いでおくためだった

窮屈な関係だ
もう指が痛いから
いいかげん
リングは外してみよう

それで
関係が無くなるなら
それまでだと
諦めよう

それでも
続くのなら
少しだけ本物の関係を
信じてみよう
No665-2010/11/01 22:57
デルタ(PC)
生きる意味って何なのかな
線香の煙を追いながら
君は言う

きっと
意味なんてない
その背中を眺めて僕は想う

喜びも悲しみも愛しさも憎しみも
最期は昇化して
例えるなら
あの煙のように

君の肩が震えている
その涙も
その嗚咽も
その感情も
きっと意味はない

無意識に僕は
手を合わせた
叶わない
届かない
この願い

生きる意味なんてない
同じように
死ぬ意味だってない

煙は見えなくなるけれど
時とともに希薄になるけれど
完全に消えることはない

合わせた手
このなかに
褪せぬ記憶が
どうか、いつまでも
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