PiPi's World 投稿小説
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No441-06/14 21:41
コルト(V903SH)
『 F 』



散らばった雑誌
脱ぎ捨てた靴下
着けっぱなしテレビ
乱雑な部屋

私の心もそれみたい
生きてる呪縛
しねない呪縛
解けないパズルのように
元には戻せない

なんだって
言い合ってた
あの時の私達

結婚しようとか
大好きだとか
さらっと言えないこと
普通に言ってた

あの日の口約束
覚えてるの
私だけ


夜明けの公園
15年前の砂場
二人で立って
想い伝えた

あの頃の私達
所詮15年前
もう一人前に
大人になりかけて

だけどまた
戻りたい
No440-06/14 00:47
賢(P901i)

僕の目は君の涙を流す
君の目は僕の涙を流す

僕達は痛みで繋がる

指先につけた傷から
流れる赤い糸

傷口同士こすりあう

離れないように
塞がらないように

違う顔の僕達は
違う心の僕達は

たった一つの
痛みだけで繋がれる
No439-06/12 23:10
花音(PC)
泣きたい気持ちになるのは何故だろう。

堕ちてく自分。
何かがさらさらと崩れていく音に
甘美な誘惑に身をゆだねて
ゆっくりと崩壊の調べを聴く

あがらう気持ちもなく
身をゆだねて
後悔はしないはずなのに

どうして泣きたくなるんだろう。

緩やかな調べを聴きながら
No438-06/11 11:31
コルト(V903SH)
『 freeze 』



朝早く
あなたが私を迎えに来る

鞄持って
忘れ物確認して
朝ごはん食べて

今日もあなたの自転車
二人のり

たまには
私が漕いだりもして
そのたびあなたは

足太くなっちゃうぞ
って
代わってくれたっけ


あの日あなたと見た
坂道
夕焼け
汗だらけで
降りて歩いたり
夕焼けの光で
顔は見えなかったけど
あなたは笑っていてくれたかな

でもなんでだろう
あなたのことが
もう思い出せないや
No437-06/11 01:04
荒廃(SN39)
嘘は
哀しいから
せめて僕は
正直でありたい

だから
傷つく事は
仕方ないんだ
少し辛いけれど

階段に座り
煙草に火をつけ
考えるのは
どうせ
答えの無いこと

明かりを消したら
抱き合おう
今はそれが

世界の全て
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