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No851-05/30 13:07
白いフクロウ(812SH)
視線を感じる。
逃れようのない視線だ。
俺は諦めにも似た感情をため息にして吐いた。
視線の正体ははっきりしている。この、どうやら“文章”とかいう媒体によって現されるこの世界を見ているやつら、つまり“読者”とかそういうやつだろう。
全くうんざりだ。やつらは携帯電話やらパソコンやらで、こちらの世界のおれたちを無遠慮に盗み見する。燃えるような恋愛だろうと、性行為の真っ最中だろうとお構いなしだ。
そのうえやつらはおれたちの心の中までも平気で覗くから質が悪い。ええい、見るな、胸糞悪い。
とは言ってもどうせ見るんだろうな、とまたため息がでた。現に視線は無くならない。さっきの一文で反省して、ああ、彼らにもプライベートが存在するんだよななどと反省するようなやつはいないのか。
お、あまりに悪いと思ったのか、“作者”がおれたちのプライベートを暴露することをしばらく止めてく〇〇〇〇〇。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇。
「〇〇〇〇〇〇」
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇。
〇〇〇〇〇〇〇。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇ああ、よかった。
『よかった』で
No850-05/30 12:24
商法穂(705P)
「だ、ま、れ」
俺はゆっくりといい聞かせるように、ごちゃごちゃ言い出した雪見の次の語を遮った。
「雪見さーん。俺達今、恋人同士ですよね?」
からかうように言ってみる。
「いやだ、絶対に無理。だって友達だったんだよ?」
雪見は俺の差し出した右手に、彼女の左手を重ねてくれない。
中学生ですか?もうすぐ28歳ですよ?
「無理、だって佐伯だよ?佐伯と手なんて繋げないよ。」
なーんて可愛くないことを言ってくる。
「うわっ!」
業をにやした俺は、無理矢理その手を握ってやった。
しかも指と指を一本ずつ絡める恋人握りにしてしまう。
雪見の顔が笑えるほど赤くなってきた。
人間って恥ずかしいと本当に赤くるもんなんだな。
そう思うと笑みが自然にこぼれた。
が、
雪見はそれどころではなかったらしい。
「いやぁ〜っ」
いきなり彼女は叫ぶと、俺の手を振り払って走り出した。
あとに残されたのは、ちょびっと傷付いた俺と、周りの通行人の「変質者?」という痛い視線。
次は『視線』でお願いします。ちなみに初めまして。
No849-05/30 11:08
ドルトン(N902i)
『もいい?も、って何だよ、もって』
「いや、俺もその合コン参加していいかって」
『いや、もう人数埋まってるし…。それに『も』って他に誰か来るのかよ?』
「賢治に誘われたんだけど」
『はぁ!?俺今回はあいつ誘ってねーぞ!?』
「いや、俺に言われても…」
『何で合コン誘ってないやつが人誘ってんだよ!?ちょ、おーい、賢治!』
「ん、呼んだ?」
『呼んだ?じゃねーよ!!お前何勝手に参加する気でいんだよ!?』
「え、違うの!?」
『今回はちげーよ。第一誘ってねーじゃん』
「じゃあ何で合コンやるとか俺の前で言うんだよ!?」
「ていうかお前彼女いるじゃん」
「…振られた」
「…どんまい」
『まぁ、今回はあきらめろ…ん?』
「やだよ。何とかしてくれよ」
「まぁ、俺もあきらめるし賢治もあきらめろって」
『…今相手からメール来て合コン人数揃わんから流れたって』
「…」
「…」
『…全部てめぇのせいだこの野郎!!』
「俺かよ!?理不尽にも程があるよ!!」
『うるせぇ、黙れ!!』
次は『黙れ』でお願いします。
No848-05/30 08:41
賢(PC)
「理解なんて、結局出来はしないのよ」
『そうかもしれない』
「どうせ理解できない」
『でも、そこでどうせ理解できないというふうなスタンスを取るのはあまりよくないと僕は思う』
「ふうん」
『人は空を飛べない。でも空を飛びたいと願い続けた。そして飛行機を発明した
空を飛べないということを素朴に受け入れつつも、願いを捨てないことで、飛行機を使って空を飛ぶという
ある程度の妥協をしつつも空を一部分だけは手に入れることが出来た』
「二酸化炭素をばらまきながらね」
『二酸化炭素はまあいいじゃないか。とにかく、理解なんてできない、なんてことはわかっているけど、
それでも僕は君を理解したいし、君に僕を理解して欲しいと思う。そうすれば、一部分くらいは理解できるかもしれない』
「飛行機的な発明があるかもしれない?」
『そう、そのせいで二酸化炭素がばらまかれようと関係ない。そう思えるくらいに心から思う』
「あなたの言っていること、半分くらいなら理解できるわ」
『充分だ。伝わるのは一部分だけでもいい』
じゃあ次は「もいい」から始めてください(漢字変換はアリです)
敢えて難しい指定をしてみます。
No847-05/30 01:42
TALE(D800iDS)
>846より
「始めるか」
彼、イシュルがそう告げると同時に、周囲の空間が歪みだした。
事実、歪んでなどいなかったのかも知れない。
しかし、イシュルを凝視していたアークには確かに歪んで見えた。
「それが、あなたの技術?」
初めて見るその光景に、アークは内心穏やかではなかったが、何とか平静を装って問いかけることは出来た。
「俺の、と言うと語弊があるな。どちらかと言うと媒体に頼っている」
イシュルはその手に持っているモノを指さしながら、アークの問いに苦笑いしつつ答えた。
「一体どういう原理?」
「さぁな。トポロジースペースを利用しているもんだと俺は思っているが、詳細は良く分からん」 理解していない物を平気で使っているイシュルに、アークは理解に苦しんでいた。
>お次は『理解』『苦しむ』とか割と適当にお願いします。
何か指定する単語を考えるのが難しい…
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