[
編集|
削除|
古順]
[
戻る|
前頁|
次頁]
No889-08/05 19:24
フロムポスト(CA38)
幾ら言われても、言い聞かせられても分からない、だって、ぼくの耳は聴こえないのだから。
死んでしまったぼくの耳は、誰かがどれだけ頑張って、覚悟を決めて発した言葉でも、それをぼくの内側に届けてくれる事は無い。
夜空を見上げる。
頼りない自らを必死に示すように光る星達を、深く抱きかかえた暗闇。
厚い壁に囲まれたような静寂の中で、ただそれだけが、唯一ぼくを救ってくれる。
だけどこの世に永遠は無い、こんなに深い夜も、やがて時に流される。
空がその端っこから、まるで浸食されるみたいに、少しずつ明るくなって行く。
光に呑まれて消える間際に、星達が何度も、何度も何度も瞬きを繰り返す。
それは拙く頼りない、小さな小さな叫び達。
枯れてしまう前に、沢山の人に届けばいい。
ここに一人、死んだ耳でもちゃんとその叫びを受け取った人がいるのだから。
静寂がぼくにほんの少し微笑みかける。
彼と共に、ぼくはこれから誰よりもその叫びを強く聞き取る。
「静寂」でお願いします。
No888-08/04 20:29
リンク(P905i)
あ!ミステイク…!
ナポレオンは『広野の獅子』じゃなくて
“荒野の”獅子…でした。訂正させて下さいな(^^;ゞ失礼…(汗)
レス自体を訂正出来ればいいんだけどね(苦笑)まぁ、不注意だった俺が悪いのだが…m(__)m
No887-08/04 20:24
リンク(P905i)
>886より
人名…特に欧米の人名には、その意味を繙(ひもと)くと興味深いものが結構ある。
例えば;
ナポレオン→『広野の獅子』
インマヌエル→『神と共にある』
アマデウス→『神に愛された』
アダム→『塵』
…等々。
「ふぅん。じゃあ、ジョンとかは?」
「む?うむ…良く分からんが…恐らくは預言者ヨハネ辺りから取った名前を英語読みしたんではないか…?」
「そうじゃなくて…意味だよ、意味。ジョンってどういう意味なの?」
「…えぇ〜と…」
「早く教えてよ」
「そ…そう言われても…」
Next→『いわれても』で続けて下さい♪
>886…悔しいけど、笑ってしまいました(^∀^)
No886-08/04 18:15
白いフクロウ(812SH)
「ありがとう」
「は? なにが?」
「小さく止まれ」
「止まれ? 前にならえ、じゃなくて?」
「午前と午後」
「なに言ってんださっきから?」
「7と11」
「ブラック・ジャックか? 足して18だな」
「家族の商店」
「うちの親父はサラリーマンだぞ?」
「ここのお店」
「お前の家族の店? ここが? 違うだろ?」
「時期に見合った」
「タイムリーなってことか? ……って、ああ! そういうことか!」
「日刊山崎」
「やっとわかった! くだらねー!」
「ローソン」
「ってそれまんまじゃねえかよ!」
「だってあれ人名だもん」
『人名』で
No885-08/04 13:49
TALE(D701iWM)
>884より
「もらった」
そう言いながら嬉しそうに手を差し出す。
見ると、そこには、ただ小さな手があるだけで、他には特に何も見当たらない。
「何を貰ったの?」
当然とも言える質問に対し、首を傾げながら「見えないの?」と質問で返してきた。
一体何を貰ってきたのだろう? 誰に貰ってきたのだろう?
沈黙に耐えられなかったのか、はたまた早く話したくて仕方が無かったのか、嬉しそうな顔をさらに綻ばせながら手をさらにぐいっとこちらに伸ばし、こう言ってきた。
「手、だよ」
手? 手を差し出してるのだから手を見ればいいのは分かる。
そこには相変わらず小さな手があるだけ。
「誰に、貰ったの?」
何を貰ったのかがどうしても分からないので、質問を変える事にした。
その、質問が悪かったのか、嬉しそうな表情が次第に少し困ったような表情になってしまった。
が、その一瞬後、目を輝かせ、私を指差しながらこう言った。
「おかーさん! おとーさん!」
突然の事に混乱したが、言いたい事がようやく分かってきた。
涙が出そうになるのを堪えていたら、言われた言葉がこれだった。
「ありがとう」
>お次は『ありがとう』で。
<
戻る|
前頁|
次頁>