PiPi's World 投稿小説
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No695-2009/06/26 00:20
Aロッド(SN34)
 フロムポスト様。初めまして。
 貴方の質問に食指が動き、書き込みさせていただきます。

 あくまで私論ですが、「ご自身の思うように書かれれば宜しいのではないか」と思います。

 文章表現とは絶えず変化するものです。
 各々の書き手さんは、自分なりの表現を用いてらっしゃいますが、それが必ずしも貴方の参考になるとは思えません。
 貴方は貴方なりの表現を獲得するため、安易な道を通るべきでは無いと思います。

 かく云う私も日々、表現と格闘しています。

 全く参考にならないと思いますが、私論と云うことで…。

 長文失礼しました。

 それでは。
No696-2009/06/26 01:36
灰谷(931SH)
フロムポスト様

お久しぶりです、灰谷です。
下のカキコミを見ましたので、私も少々書かせてください。

灰谷でしたら、下記の例えならこんな風に読み取ります。

『ぼくは初対面の目の前の男の子を見た。歳は15、6歳位だろう。しかし15、6歳とは思えないような身長と体つきをしていた』



『ぼくは初対面の目の前の男の子を見た。
第一印象で、歳は15、6歳位だろうと思った。しかしよく見れば、彼は15、6歳とは思えないような身長と体つきをしていた』

という意味なんだろうと、灰谷は捉えます。

人間の描写についてなら、このくらいの矛盾があるほうがむしろリアリティがあるのではないかと思います。
人間が何をどう知覚したかって、あくまで主観でしかないし、時間が経ったり状況が変わったりすればそれもまた変わると思うので。
その変化を、矛盾をはらんだまま描写するのも、手法のひとつとしてあっていいのではないでしょうか。


長くなりましてすみません…。
No697-2009/06/26 18:14
奇界皇帝(PC)
☆>フロムポストさん
基本的には灰谷さんの解釈と同じなんですが、
例文のような内容を矛盾とし、回避したいなら
一度文章をバラバラにして組み立て直すのも
手ではないでしょうか。
何を強調したいのかによっても変わってくると思いますが
例えば「僕」がどのように視線を動かして
相手を認識したのか等、
説明を加える事で矛盾は回避されるのはないでしょうか。
ただ、あまり書き込みすぎますと冗長に陥りますので
作品全体のバランスをみて思い切って省くことも
必要かとも思います。
No698-2009/06/26 20:19
賢(PC)
>693

フロムポストさんの悩み解決にちょこっとでも役に立てばと、
この例文、俺ならこんな風に書きます。

『僕は目の前の男の子を見た。歳は15、6歳位だろう。口もとにはミドルティーンの少年独特の甘えが含まれているし、眉間には頑固さと意志の強さを区別しない青い強さを秘めている。大人と子供の境目である年代特有の危ういバランスで彼の顔形は成り立っている。しかし、身長と体つきに関して言えば、それに見合わないものを彼は持っていた。とても15、6歳の少年のそれとは思えないほど彼の肉体は大きく、完成された屈強さを身につけている』

初対面の男の子を見て15歳位だと判断して、でも15歳に見えない体つきだなーと思う。ってことは思考の流れとして自然に有り得ることです。
思考の過程としては自然な流れで矛盾が無かったのに、文章にすると矛盾があるように見える。
ということは、成文化の過程で省略されてしまった部分のせいで、矛盾があるように見えてしまうということです。

「僕」の思考の過程をこれでもかってくらい丁寧に書き上げる。
というのがこの問いに対する俺のひとつの回答です。

まあこんなだから俺の文章はいつも冗長になってしまうことが多いんですが…
No699-2009/06/27 22:10
フロムポスト(CA38)
みなさん、ご意見ありがとうございます。
みなさんのお陰で、どうにか疑問は解決できました。

描写を自分なりに丁寧にしていく事で、文章上の矛盾は解決できる、と言う事ですね。
早速、実践してみます。
本当に、みなさんありがとうございます。
m(_ _)m
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