PiPi's World 投稿小説
[書く|編集|削除|古順]
[戻る|前頁|次頁]

No377-2012/11/27 23:56
男/匿名氏
PC-jEZxpW3q
今晩はHI3Dさん。
自分とわかるように氏をつけました
匿名名義は多いですからね。
因みに19時に更新したのは私じゃないです
自分がさっき書き込んだ375は削除しておきました。

法王レオンのキャラは面白いですね。
この話でいきましょう。
そして、バンは協力を頼むレオンの顔面を殴るはどうでしょうかね。


それと、レオンの名前は偉そうなのでもっと小物らしくセルモノーでどうです。
No376-2012/11/27 23:47
男/HI3D
HI3D-6EDahzkz
(続きです)
レオンはバンに、自分が法王としての権力を確立させるために力を貸して欲しいと土下座して頼み込みます。もし協力してくれれば金、酒、女には不自由させないという、自身の主義に反した約束まで持ち掛けます。
しかし、バンはこの提案を冷たく拒否します。シスターや子供達との交流を通じてレオンに対して嫌悪感を抱いていた事もありますが、それ以前にバンはレオンの考え方を理解する事が全く出来なかったのです。
バンはレオンとは真逆の人間です。自分と他人を比較してその優劣を気にする、他人から評価されたい、人を支配したい、せめて形だけでも良いから人の上に立ちたい…それらの考えは全てバンにとっては無意味で理解に苦しむ物でした。自分の理想=他人にとっても理想と考え、それを強要して多くの人々を苦しめる法王に協力する気など彼にはありません。それはいくら魅力的な条件を提示されても変わりませんでした。
バンは“今の状況を変えたければ、まずお前が変われ”と言い放って法王庁を去り、ゼノン帝国を目指します。

バンの去った後、最後の望みが断たれたレオンは自暴自棄となり、カスターを呼び出してバンの暗殺を命じますが、直後にゲズマが現れて“もうお前は使えぬ”とレオンを殺害します。
ゲズマは改めてカスターにバンの暗殺を命じ、これを受けたカスターは昨日の恨みを晴らさんとばかりバン一行の跡を追い、両者は聖都郊外で戦闘を繰り広げ、そこでバンは生まれて初めて人を斬るのです。

ここまでが僕が考えていたストーリーです。
いかがでしょう?
No374-2012/11/27 23:16
男/HI3D
HI3D-6EDahzkz
(続きです)
実際に出会った法王レオンは威厳も風格も何も無い小男で、常に何かにビクビクと怯え、とても法王の器とは思えない狭量で気弱な人物でした。
形式通りの謁見を済ませた後、法王はバンと二人きりで話したいと言い出します。二人きりになった途端、法王は態度が一変、バンに助けてくれと泣きついてきます。

元々法王レオンは神官学校を優秀な成績で卒業した優等生でしたが、実務に関しては特に他者に秀でた所も無く、ゆえに出世も望めず、本来であれば一生下級神官で終わるような平凡(むしろ愚鈍)な人物に過ぎませんでした。しかし彼はプライドだけは無駄に高く“自分のように優秀な人物が出世出来ない現在の法王庁のシステムはおかしい。法王庁だけではない。聖都全体が腐敗堕落している”と密かに考えていました。それは無能な自分を正当化するための言い訳に過ぎませんでしたが、そんな彼の前にゲズマ枢機卿(実はアザトゥス教団の手の者)が現れます。ゲズマは権力を使って彼を法王として立て、自らは裏で実権を握り、外交を駆使して他国に干渉して巧妙にアザトゥス教団の勢力拡大を支援したり、豊富な資金力で教団をバックアップしていたのでした。何よりもアザトゥス教団最大の敵である法王庁を内部から機能不全にするという最大の目的があります。

一方、法王となったレオンは聖都を自分の理想の都に変えるべく、民に徹底した禁欲を強要します。それは民の反発を招き、都の中に塀を作って法王庁と神官達を守らねばならない程になりました。そして歪んだ支配体制はカスターのように権力と被支配者との間に立って悪事を行う者達も生み出しました。
レオンは頭は悪くないので、それらに気付いています。自分が過ちを犯している事を知っています。しかしそれを認めるという事はプライドの高い彼には出来ない事でした。プライドが高いという事は裏を返せば弱いという事で、彼には今まで行って来た事を“間違いだった”と否定して、心を改める強さはありません。しかし現実、周りを見渡してみると、彼の周りは敵だらけです。民衆はおろか神官達までもが自分に対して反発を抱き、彼のバックボーンであるアザトゥス教団までもが彼を見捨てようとしています。
困り果てた挙げ句の果てに彼が助けを求めたのが、突如として現れた聖剣の勇者バンだった訳です。
No373-2012/11/27 22:40
男/HI3D
HI3D-6EDahzkz
こんばんは。

PCの匿名さん、リレーの参加ありがとうございます。

ところでせっかく更新していただいた所を申し訳無いのですが、蹴られたカスターが死ぬという点だけ無しにしてもらえませんか?
今の時点でバンはまだ人を殺した事がなく、彼が初めて他人の命を奪うシーンはまた別に書きたいと考えています。
カスターは後で別な殺し方を考えています。

僕が今後の展開を示唆せずに話を進めていたのが良くありませんでしたね。
(あくまで僕の考えですが)この後、バンはアイラと共にカスター達を撃退し、シスターと子供達の暮らす家(法王庁とは別の神を奉る神殿で、シスター始め神官達が法王の圧政によって親を失った孤児達の面倒を見ている)に招待されます。そこでバンは聖都の実状を聞かされます。聖都では法王庁の信奉する宗派が幅を聞かせ、半分盗賊のような連中が法王の権威を傘に着て好き放題しているのでした。その筆頭がカスターで、彼らは取り締まる側の立場であるのを良い事に、民から没収した酒や肉を食い、逮捕した女性や子供に乱暴狼藉の限りを尽くしていました。

翌朝、バンの宿(シスター達の家でも可)に神聖騎士団の騎士達がやって来てバンが本当に聖剣の勇者かどうか確かめたいと言います。バンが聖剣の勇者である事を示されると、騎士達は昨日門前払いした事について謝罪し、一行は法王の元へと連れて行かれます。
No372-2012/11/25 23:31
男/HI3D
HI3D-6EDahzkz
更新しました。

そうですね。その流れでいきましょう。
あと枢機卿の名はゲズマ、法王はレオンですね。
<戻る|前頁|次頁>