先祖がえり
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彼女がなぜここまで恭しい態度なのか分からないが、それはさておきどうやらついて来いということらしい。 しかしついて来いと言われて「はい そうですか」とついて行くわけにもいかない。 「あの〜・・・どこに行くんですか?」 狐太郎はいろいろ聞きたいことがある中で一番疑問に思っていることを尋ねた。 「えぇと・・・来れば分かります。さあ、私について来て下さいませ。」 しかし彼が求めた答えは得られない。 「ちょ、ちょっと待ってください。いきなり来いと言われても・・・」 戸惑う彼。しかし彼の意見は覆ることとなる。 「・・・ついて来て下さらないんですかぁ・・・?」 目をウルウルとさせて見つめる加奈と名乗る女性。狐太郎の身長が150センチほど、いや、それ以下かもしれない身長なので、長身の彼女が上目遣いをするのは無理だが、それでも彼女の不安そうな瞳は彼の心を動かすには十分であった。 「・・・わかりました。行きます。行きますからそんな目で見つめないでください・・・」 「・・・!!」 途端ぱぁっと花が咲くような笑顔を浮かべる彼女。その笑顔はとても慈愛に満ちていて、彼の全てを包み込まんばかりであった。
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