投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

「夏の出来事 5」の最初へ 「夏の出来事 5」 5 「夏の出来事 5」 7 「夏の出来事 5」の最後へ

ちづるの思い出-1

小学6年生 6月。

ちづるは、平和に楽しく過ごしていた。
ちづるをからかった大嫌いな男とは、違うクラスになった。
一緒に笑った女の子とは同じクラスになってしまったが、なんとか、うまくやっていた。
ある日の放課後。
違うグループの女子達がなにやらヒソヒソ話している。
聞くつもりはなかったが、ちづるは先生に頼まれてプリント30枚を、半分に折っていた。

(〜〜 〜〜。
金子さんね、机のかどに、、
ここ、、えー?言えないっ!赤ちゃんの産まれる所、、?やだー!あはは、、、)
(そうそう!高橋さんも見たって!)
(そー!押し付けてたんだよね!)
(やぁーだぁー!でもそれ、私も見たことあるっ!なんか、癖でやっちゃうみたい!)

「、、、?」

プリント30枚が出来上がり、職員室へ行き先生にプリントを渡した。

「ごくろーさんっ!ありがとーな。」

ちづるの担任の先生は、5年の時の担任と同じだ。
斉藤先生。
40代前半だが女子生徒からはカッコイイと、人気があった。
担任の先生は、しっかり者のちづるに、たまにこうやって、ちょっとした仕事を頼んでいた。

「気をつけて帰れよー。」

「、はい。 さようなら。」

一礼して、ちづるは職員室を出た。

家に帰った。
ちづるの家は一軒家だ。
家族は両親と、3つ年上の兄。
2階は、ちづるの部屋、和室、兄の部屋、の3部屋あった。

「ただいまー。」

ちづるが家に帰ると、母親が夕飯の支度をしている。

「おかえり。」

「、あ、、今日カレー?」

「うん、そうだよ。
もう出来るからランドセル部屋、置いてきな。」

「うん。」

階段を登り部屋に入る。
机にランドセルをドサッと置いた。

「、、、、。」

ちづるは、さっき話していた女の子達の話が、なんとなく頭に残っていた。


「夏の出来事 5」の最初へ 「夏の出来事 5」 5 「夏の出来事 5」 7 「夏の出来事 5」の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前