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魔界探偵
推理リレー小説 - 推理

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魔界探偵 1

10年前・・・ある夫婦が惨殺死体となって発見された。警察は第一発見者の当時15歳の娘を疑ったが、物的証拠がなく動機もなかったため容疑者から外された。その後警察は怨恨の線で捜査をしたが、犯人を見つけることが出来なかった。娘の名は本田志麻。そして時は流れ2004年      ここは丸内探偵事務所。そう大きくない事務所に丸内恭次と秘書の佐藤遥がいた。事務所に不釣り合いな刀がなぜか机の横にあった。「遥君、すまないがは行のファイルをとってくれないか?」
遥からファイルを受け取ると、ペラペラとページをめくり始めた。しばらくすると、ページをめくる手が止まった。「何を見てるんですか、先生っ!」遥が覗き込むとそこにはタイトルと新聞の切り抜きがあった。タイトルは「本田夫妻虐殺事件」と書かれており、切り抜きの見出しは『実の娘が親を殺害!?』などの2、3紙の切り抜きがあった。「この事件は?」「10年前に起きた殺人事件だよ。」
「10年前、ですか・・・。」
「ああ。この事件も、放っておけばおそらく何の進展もないまま時効を迎えることになるだろうな・・・。」
「・・・。」
「だからこそ、だ。丸内探偵事務所は、明日からこの事件の捜査に乗り出す。」
!?
「はあ!?そんなこと言ったって、私達は一介の私立探偵にすぎないんですよ?それなのに・・・」
「ああ。確かにそうだ。だが、我々は正義感だけは人一倍ある!そうだろう?」
「え、ええ・・・。」

「加えて、だ。こういった類の事件の場合、大抵は遺族が100万円単位の懸賞金をかけている。」
(・・・100万円単位・・・!?)
「私、やります!」
「・・・そうか。じゃあ、頼んだよ。」
(・・・結局、決め手は金かよ・・・。)
こうして、恭次と遥は事件の捜査に乗り出したのであった。
「…先生、ところでなにかあてはあるんですか?」
「そんなものある訳ないだろう?なにしろ10年前の事件なんだから。」
「え…?それじゃあ一体どうやって?」
「当然、それを探すのが君の仕事だよ?」
「はぁ…ってそんなニコニコしながら言われても困りますよ!だいたい、何も手掛かりないのに調査初めるトコだったんですか!?」

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