何の教訓も意味も無い話
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「弱音を吐くなよ。君はここまで僕と同じ量の荷物を運んで来たじゃないか…」 「そうだよ。かなり無理をしてね」 「口を挟むなよ。…という事は君の足の悪さは、そんなに大した物じゃないって事だ。君は足の悪さのせいにして辛い事から逃げようとしているだけの弱虫だよ。さあ、行こう。もうすぐ山頂だよ」 そして結局、一行は休まずに歩き続ける事にしたのでした。 ところが、ここで予想外の出来事が起こりました。 足の悪い奴隷が本当に死んでしまったのです。 健康な奴隷は言いました。 「まさか本当に限界だったとはな。ご主人様、いくら僕でも二人分の荷物は持てません。いくらか捨てて行くしかありませんよ」 商人は言いました。 「ダメだ、ダメだ。大切な荷物だぞ。一つだってこんな所に捨てて行く訳にはいかないんだ。二人分、全てお前に持ってもらうしか無いな」 こうして健康な奴隷は今までの二倍の量の荷物を持たされる羽目になり、まもなく死んでしまいました。
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