泡沫の命を宿す者
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「ぼくは雨が降っても、太陽が照っていてもかわらない。ここでみんなを作るだけ」 繕いを終えたらしく、アルは糸をのばして器用に結びをつけると、手元の糸鋏でそれを切る。 彼の手の中には、可愛らしい布製の人形があった。 「ねえアル。それは、ルノスワトゥードの人形?」 そこで初めてアルは、顔をあげて阿片のほうを見た。 「いや、これはお店に並べる子だよ」 「なんだあ、つまんないの」 言葉通り残念そうに、阿片は長い髪を指でいじっている。アルはそんな阿片などお構いなしに、出来上がった人形を愛おしげに眺めていた。
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