百年戦争
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「王」 テラスから訓練場を見ていると、誰かの声が聞こえてきた。 右側を見ると、我がイギリス国の参謀がそこにいた。 「困ったことになりましたな。悔しいですが、騎士の腕は我が国よりもフランスの方が上ですぞ」 その言葉を聞いて、俺は「チッ」と舌打ちした。 「仮にも一国の参謀が、軽々しくそのような言葉をするな。お前でなければ死刑に処しているところだぞ」 「王の前だからこそ本心を打ち明けているのです。このような島国が大陸に宣戦布告するのです。勝機はあるのでしょうな?」 相変わらず、歯に衣着せない奴だ。本当に首を切ってやりたくなったが、今は下らない内乱を起こしている暇は無い。 「見ろ」 テラスを指す。訓練場では、兵士が腕に機械仕掛けの弓を巻きつけて、矢を発射していた。 それを見て、参謀が「ほう!」と感嘆の声を上げる。 「新兵器ですな。あれは何と言うのですか?」 「十字の形で腕に巻きつけるから、クロスボウと呼んでいる。矢をセットすれば、自動的に発射する仕掛けだ。訓練次第では、緒戦の弓の打ち合いでフランスの優位に立つことが出来るだろう」 「ほう……。流石は王ですな。それでは私の方の成果をお教えしましょう」
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