百年戦争
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1337年から1453年の長期に渡って続けられた『百年戦争』。その発端は、フランス王シャルル四世の死から始まった。 彼は息子も、兄弟もいなかった。そのために選ばれた王の候補者は、三名。 一人は王族の分家であるヴェロア家の息子、フィリップ・ヴァロア。 一人は1234年にフランスの王侯に支配されたナヴァル国の王、フィリップ・デヴリア。 一人は当時のイギリス国王、エドワード三世。 この三人の中で特に有力視されていたのは、血筋的にシャルル四世に近い、シャルル四世の姉の息子である、エドワード三世。そしてシャルル四世の叔父の息子であるフィリップ・ヴァロアだった。 最終的にフランス人の支持をより多く得たのは、ヴァロアだった。彼が選ばれた理由は大きく二つ。一つは『王国に生まれた』こと。そしてもう一つは『既にイギリス国王であるエドワード三世よりかは信用出来る』という、簡単で不明瞭な理由からだった。 他の二人の王はこの結果に納得出来ず、イギリス国王であるエドワード三世は、1340年2月8日、ベントにてフランス国王、フィリップ・ヴァロア王に対し、宣戦布告する。
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