おれが監督!
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今年こそは、そう誓った棚橋3年の夏。 土佐学院は順調に勝ち進み決勝へ。決勝の相手はまたも城北義塾。 「絶対勝つ!」 自ら気合いを入れマウンドに立った棚橋。 「ストライク、153キロ!」 初回からギア全開で快刀乱麻のピッチングで城北義塾打線をねじ伏せる。 一方味方打線も幸先よく序盤に2点を先制。 流れは完全に土佐学院だった。 しかし、7回頃から疲労で棚橋の球威が落ちてきた。 8回は何とか抑えるが、9回1アウトから四球で5番三笠を歩かせると、続く小池にはレフト前ヒットを浴びる。 汗を拭う棚橋。迎えるは今日無安打の関根。 「(絶対抑えてやる!)」 そう意気込んだ棚橋のストレートは真ん中高めの甘い球。球速も落ちていた。 カーン! フルスイングしたその打球はレフトフェンスを越える起死回生の逆転3ランホームラン。 崩れ落ちた棚橋。 県ナンバーワン右腕の夏は無情にも終わりを告げた。
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