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戦士とStrikeS
その他リレー小説 - 二次創作

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戦士とStrikeS 1

回りにはビル群ではなく樹、地面はアスファルトではなく土と雑草、少なくとも個々が地球のどこかで都会ではなくジャングルの奥地である事は予想はつくはずだ。そんな所を警視庁が開発したスーパーバイク〔ビートチェイサー〕で走る青年がいた。〔五代雄介〕である。彼は刑事ではなく冒険家にも関わらず彼がこんな物に乗っているのにはいろいろと訳があるのだが、今は話さないほうが良いだろう。
ポタッ
雄介がそれを感じ取った数分後にはザザーとバケツをひっくり返したかのような雨が降ってきた。
やむを得ず雨宿りをする雄介、といっても近くに家や屋根があるわけが無いから大きな樹の下にいるわけだが、雨宿りを初めて一分もしない内にそれは起こった。ピカッ!ゴロゴロゴロ!雷が雄介が雨宿りしている樹に直撃した。しかし樹には傷一つ無く代わりに雄介とバイクが消えていた。
同じ頃、科警研でも不思議な事が起きていた。ゴウラムが光に包まれて消えたのだ。もっともこの事を知る人は少なかったが。

ミットチルダ北部 旧ベルカ領 聖王教会
五代雄介とクワガタ虫のような姿を持つゴウラムとビートチェイサーが発見された。
聖王教会の対応は早かった……直ぐに時空管理局に連絡を入れると同時に倒れていた青年を保護した。

「つまり……この青年には何か特別の力があるとでも?」

カリムは検査した医師に聞き返す。

「金属生命体の方は機動6課の分析待ち……バイクに関してはある程度分かっているのは金属生命体を維持するための装置があるって言う事かな」

偶々来ていたアコーズ査察官は言う。
医師から報告された青年、雄介の検査結果は常人のそれとは掛け離れていた。
まずはリンカーコア、魔導師の心臓とも言うべきもの、普通は胸にある只の球体だが雄介のはそこから糸のような物が延び腰にある『もうひとつのリンカーコア』に繋がっている。
そして腰には何かが埋まっており『もうひとつのコア』あたりからは神経が延び体中に広がっている。

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