PiPi's World 投稿小説

ダイナソーズ
その他リレー小説 - スポーツ

の最初へ
 17
 19
の最後へ

ダイナソーズ 19

初球、内角高めにストレートを投げ込む。
ポコッ
真後ろへフライのファウル。
第二球、外角へカーブ
コンッ
一塁線へ転がすもファウル。
第三球、真ん中高めに外す。
球審「ボール。」
そして第四球、フォークを投げた。
ブゥン
バスター(バントの構えから打って出る)を試みたが三振となった。
「9番、ライト小作。」
ツーボールからの三球目
カーン
ライトに打球が飛んだ。
三澤「オーライ。」
一塁塁審「アウト。」
しかしこれを見て竹村がタッチアップで三塁に向かった。
「1番、ピッチャーユウヤ。」
勝負をするもカーブが全く入らずスリーボール。そして第四球、チェンジアップが高めに抜け、ストレートのフォアボール。二死満塁となった。
「2番、キャッチャー吉池。」
初球、外角にフォークを投げた。
カーン
サード真野の正面にゴロ。そのままベースに入ってアウト。この回もスコアボードには0が入った。
6回表。ここで代打が告げられた。代打の切り札、大場である。
「9番、成に変わりまして大場。」
その初球、
球審「ストライク!」
膝元に決まった。続く第二球
カキーン
快音を残した打球はサードの頭上を超え、ラインギリギリのフェア。レフト線に転がった。
吉岡「セカンドストップ!」
レフト竹村が中継の羽田にボールを返した。
「1番、ショート山野。」
ここで吉池は立ち上がり、山野を敬遠。2番猪俣との勝負を選んだ。
球審「ボール!」
球審「ボール。」
球審「ボール。」
球審「ボール。」
「2番、レフト猪俣。」
その初球、バントをした。
コンッ
ピッチャーとキャッチャーの間に打球が転がった。それを猛然とダッシュしてきたサード宮野が横取りする様に素手で拾い、素早いスローイングでサードベースカバーの羽田に送った。
三塁塁審「アウト!」
羽田はその球を一塁に送球した。
ザァッ
打者走者の猪俣はヘッドスライディング。
一塁塁審「セーフ。」
併殺は免れた。
「3番、サード真野。」
カキーン
真野は初球を叩きレフト前へ運んだ。
羽田「バックホーム!!」
吉岡「ストップ!」
一死満塁となった。
「4番、レフト浜中。」
直球を連続で見逃し、追い込まれた。

SNSでこの小説を紹介

スポーツの他のリレー小説

こちらから小説を探す