「ファ○マか!?」
大きくのけぞって声を上げる亜紀13.5才。
11に名づけるなら赤くあれ、そう遠慮なしに言いたくなる年頃の女の子。
「はぁ・・・」
意味をくみ取れない様子ではまだ新人である。
言いたいことが伝わらない。現代社会の闇、現代教育の暗部。
それこそがYUTORI。
「・・・まあいいわ、カフェラテのM、ホットで」
「はぁ・・・」
気のない返事を続ける店員にフラストレーションが溜まる。
こちとらキレル十代で通った若者、油断を見せたら即斬の魔物。
許されざる怠慢、悪行断つべし。
「オラァ!」
繰り出された拳がさえぎられる。
顔の通りの緑色の掌に、亜紀の拳が収まっていた。
「争うことでは伝わらないこともある、そういう事です」
あいた片腕でレジを持ち上げる。若さこそパワーだ。
「これ以上罪を重ねるというのですか・・・」
「ぽっと出のキャラ風情が、主人公(わたし)に説教するんじゃ・・・」
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