さよならは言いたくないのにとか…
よく言うじゃねぇか。
「おまえさぁ」
「ん?」
女に顔向けて真顔で聞いてみる。
「俺のために死ねる?」
少し馬鹿にしているのが表情から読み取れる。
「う〜ん…死ねる」
「ふぅん」
俺はベットから立ち上がり台所へ無言で進む。
「…?何すんの?」
「りょーり」
鼻歌まじりで俺は材料のもとへと歩み寄る。
「……死んで…くれんだよね?」
ニヤリと笑う俺と引き攣る女の顔がたまらなく気持ち悪い。
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