PiPi's World 投稿小説

死の旋律-投稿-

香織は目を瞑り、手を合わせた。
「……お姉ちゃん」
背後から女の子の声が聞こえ、香織が振り返ると、小学校低学年くらいの少女が立っていた。
「ど、どうかしたの?一人?」
「…お姉ちゃん、助けて」
そう言うと少女は走って行った。
「えっ!?何?ちょっと」
香織も追い掛けたが、もう少女の姿は消えていた。

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