ピシピシ…、窓ガラスに細かいヒビがはいっていた。俺は窓に映った自分の顔が歪んだ瞬間、思わず叫んだ。
「逃げろ!!」
俺と翔と雅は間一髪で、窓ガラスの破片から逃れる事ができた。窓の近くにいた生徒たちは既に息がなかった。
「何だよ、これ…」
普段楽天的な雅でさえ、その状況に絶句した。
女子の叫び声が他の教室からも聞こえてきた、まるで戦場のようだ…。俺は不安を解消するため、教室に降り込む雨に目を向けた。
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